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医療過誤への恐れが医療行為に影響を及ぼす


[2010/04/27]

医療過誤への恐れが医療行為に影響を及ぼす
臨床的に必要でない場合であっても、一部の医師が心臓カテーテル検査を行うことを決定する背景には、周囲からの圧力と医療過誤訴訟に対する恐れがあることが、新しい研究によって示唆された。心臓への血流を測定する心臓カテーテル検査は危険を伴う可能性がある。

全国調査でこの手技を指示する理由を尋ねた結果、心臓病専門医が挙げた最も多い理由の2つは、他の医師がルーチンでそれを行っていることと、行わなければ患者が訴訟を起こする可能性があることであった。研究結果は、医学誌「Circulation: Cardiovascular Quality and Outcomes(循環器:心血管の質とアウトカム)」オンライン版に4月13日掲載された。

米メインメディカルセンター(ポートランド)疫学者のFrances Lee Lucas氏らが行った今回の研究は、心臓病専門医598名を対象とした。医療費に関する不安が高まっている時代において重要な問題となる、本来必要でないカテーテル検査の実施回数を調べることは困難であったため、カテーテル検査が必須でないと考えられる場合でも、それを行うと決意する際の外的要因を尋ねた。

調査の結果、検査実施による収入増加が動機であるとしたのは回答した医師の1%未満に過ぎず、主な理由の1つは医療過誤訴訟に対する恐れであり、24%近くの心臓病専門医が挙げた。地域の治療強度(intensity of treatment)、つまり地域の医療サービスレベルでみると、低レベルの地域では12%のみこの理由を挙げたが、最も高い地域では35%であった。

また、心臓病専門医の約27%が周囲からの圧力でこの検査を行うと述べ、その数には予測不可能なばらつきがあり、20%の地域もあれば35%の地域もあったが、治療強度に応じた増大はみられなかった。Lucas氏は「306病院の参照地域のデータを検討し、不要な検査の温床である地域の指摘はできない」と述べ、「医療過誤に対する現行の規則の変更が医療費圧迫の軽減に有用と思われる」と結論付けている。

米国心臓協会(AHA)会長であるClyde W. Yancy博士(ベイラー心臓血管研究所)は「AHAでは、最重要関心事項が患者の治療の質と研究であるため、医療過誤の改善に対する見解は示していない。今回の知見は、提案された医療シナリオに対する比較的少数の心臓病専門医による回答に基づくため、慎重に解釈すべきである」と述べている。(HealthDay News 4月13日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=638016
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