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”電子鼻”が喘息診断に有望


[2010/04/20]
”電子鼻”が喘息診断に有望

“電子鼻(electronic nose)”と呼ばれる人工呼気センサーシステムが、従来の診断方法よりも多くの喘息を診断できることがイタリアでの研究で示され、医学誌「Chest(胸部)」4月号で報告された。

現在、喘息は病歴、症状、スピロメトリー(肺活量測定)、呼気一酸化窒素(FENO)で診断される。電子鼻は呼気中の揮発性有機化合物(VOC)を同定するもの。VOCは個人に特有の臭いを出し、喘息患者では特定のパターンが見られる。

今回の研究で、イタリア、サクロ・クオーレ・カトリック大学(Catholic University of the Sacred Heart、ローマ)のPaolo Montuschi 博士らは、断続的または持続性の軽症喘息患者27人および健常者24人を対象とした。喫煙歴のある被験者はいなかった。喘息患者はアレルギー歴があるが、研究開始前に少なくとも4週間はコルチコステロイドの治療を受けていなかった。

被験者全員にスピロメトリー、FENO、電子鼻により検査を実施。どの検査も非侵襲的で、呼気だけを必要とする。その結果、電子鼻は、医師が喘息と診断した患者のうちの87.5%を検出したのに対し、FENOは79.2%、スピロメトリーは70.8%だった。また、電子鼻とFENOを組み合わせた場合、検出率は96%となった。

米スコット&ホワイト・ヘルスケア(テキサス州)アレルギー免疫部長のThomas Leath博士は「すばらしいツールとなる可能性がある。費用が手頃で、抗炎症薬の効果をみることができれば、スクリーニングに用いることができる。しかし、さらなる研究は必要である」と述べている。

他の専門家もこの実績を認めているが、「診断に有効なのか、治療後の機能向上測定に有効なのかを知る必要がある。また、すべてのタイプの喘息に使用できるかどうかを検討する必要もある」と述べている。別の専門家も「客観的かつ迅速な喘息診断法は有用。この方法は、非侵襲的で、患者にも比較的簡単である。ただし、今回の研究は、アレルギー性喘息患者の非常に狭い収集サンプルで検討したものである」と指摘している。また、両氏ともこの装置の経費が、利用を限定する可能性があると述べている。(HealthDay News 4月7日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=637800
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