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妊娠が乳癌(がん)生存者を守る


[2010/04/06]

妊娠が乳癌(がん)生存者を守る

乳癌(がん)を経験した後に妊娠した女性では生存オッズが高まる可能性が、新しい研究によって示唆され、乳癌と妊娠について検討した他の2件の研究とともに、スペイン、バルセロナで開かれた欧州乳癌学会(EBC)で報告された。

この知見は一部の医療専門家の考えには反するが、研究者らは、乳癌による死亡率が低下傾向にあり、高齢になるまで妊娠しない女性が増加していることを考えれば重要であるという。ベルギー、ギリシャ、イタリアの研究者らは今回、1970〜2009年に発表された14件の臨床試験のメタ分析を実施。乳癌の既往を有する約2万人の女性が対象で、一部は妊娠していた。

研究の結果、乳癌の診断後に妊娠した女性の死亡リスクは、妊娠しなかった乳癌患者に比べて42%低かった。研究者らはホルモンが原因であると推測。エストロゲンは乳癌腫瘍を刺激するが、一定レベルを超えるとその疾患から保護することができること。また、母親は妊娠中に、保護作用を有する抗体を産生するとしている。

米オクスナーOchsnerヘルスシステム(ルイジアナ州)のJay Brooks博士は「今回の研究は、死亡リスク低下を確認した最大規模のメタ分析であるが、主要機関による以前の小規模研究からこのことはわかっていた」という。米セントルークス・ルーズベルト病院総合乳癌センター(ニューヨーク)のPaul Tartter博士は「朗報だが、婦人科医を含め平均的な医師はやはり患者に乳癌治療後に妊娠しないように指導するだろう」と述べ、別の専門家は「今回の研究にはメタ分析という強みもあるが議論の余地がある。すでにいくつかの研究でも、これらの女性では転帰は悪化しないとことが示されているが、楽観的すぎる」としている。

2件目の研究は、オーストラリアの乳癌患者3,000人近くが対象。研究の結果、妊娠後1年以内に乳癌と診断された女性では同年齢の女性と比べて、死亡率が50%高かった一方で、妊娠中に乳癌と診断された女性の生存オッズは、他の女性とほぼ同様であった。研究著者らは、乳癌が妊娠時期に左右されるか、授乳期の乳房の変化によって腫瘍が進行するまで顕在化しないと推測している。

ドイツの研究者らによる研究では、妊娠中に化学療法を行っても胎児の発達に有害でないことが示され、妊娠中に乳癌と診断された女性は腫瘍に対する標準的治療を受けられるとしている。(HealthDay News 3月25日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=637408
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