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大多数の薬剤研究は医師による最良の治療選択の助けとならない


[2010/03/24]

大多数の薬剤研究は医師による最良の治療選択の助けとならない
入手可能な範囲の薬剤のうちどれが特定の症状に最も有効かという基本的な疑問に答えているのは、主要医学誌に発表された薬剤に関する研究の3分の1未満に過ぎないことが、新しい研究によって示された。患者にとって最も費用対効果が高いと思われる入手可能な薬剤を調べるいわゆる“比較効果(comparative effectiveness)” 研究を広範囲に検討した研究はこれが初めて。

米国医師会誌「JAMA」3月10日号に掲載された今回の研究では、328件の薬剤研究のうち32%しか現在入手可能な薬剤に関与する比較をレビューしていないことが判明。残りは、開発中の薬剤に関するものか、入手可能な薬剤と未治療またはプラセボとを比較したものであった。2008年6月〜2009年9月に主要医学誌6誌に掲載されたものを研究の対象とした。

研究著者である米南カリフォルニア大学(USC)ケックKeck医学部臨床医学助教授のMichael Hochman博士は「新しい治療法に関する研究は科学の進歩に非常に重要であるが、医師が既存の療法を適切に使用するために有用なデータも必要である」と述べている。

また、既存の薬剤と非薬理学的介入(運動/食事または外科手術など)を比較した研究は相対的に少なく(11%)、3分の1未満は(糖尿病患者において至適な血糖値を得るなど)異なる投薬アプローチに着目していた。薬剤の安全性を中心にレビューしたものは19%、患者や医師、公的・民間保険会社に非常に有用な費用対効果に関するデータを提供している研究はわずか2%であった。

著者の1人である米ハーバード大学(ボストン)医学部助教授のDanny McCormick博士は「今回レビューした比較効果研究はほとんどが、薬剤をより有効に使用する方法や外科手術との比較、2つの有効な方法の安全性の比較などではなく、単に薬剤 “x”が薬剤 “y”よりも優れているかどうかを検討しているに過ぎなかった」と述べている。

入手可能な薬剤に関する薬剤研究が少ない理由として、研究者らは、大多数の臨床試験が、新しい、市場性の高い製品により興味を示す製薬企業の資金提供を受けていることを挙げている。実際、比較効果研究の90%は非営利財団や政府機関など業界以外が資金を提供している。Hochman氏は「比較効果研究の量を増やし、質を改善するなら政府機関の資金提供が必要になる可能性が最も高い」という。(HealthDay News 3月9日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=636781
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