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2型糖尿病患者におけるコレステロールや血圧の強化療法は心イベントを低減させない


[2010/03/23]
2型糖尿病患者におけるコレステロールや血圧の強化療法は心イベントを低減させない

米国立心肺血液研究所(NHLBI)の資金提供により実施された糖尿病患者における心血管疾患に関する大規模研究ACCORD(Action to Control Cardiovascular Risk in Diabetes)の2件の研究結果から、コレステロールや血圧の強化療法は2型糖尿病患者における心イベントリスクを低減しないことが判明した。

これらの知見は米アトランタで開催された米国心臓病学会(ACC)年次集会で発表されるとともに、医学誌「New England Journal of Medicine」オンライン版に3月14日掲載された。ACCORD研究には、全体で1万人以上の心疾患リスクを有する2型糖尿病患者が関与しているが、血糖値降下強化療法により死亡リスクが上昇することがすでに報告されている。

脂質研究(ACCORD Lipid)では、心疾患リスクが高く、コレステロール低下薬Zocor(一般名:シンバスタチン)を使用している2型糖尿病患者5,500人以上を対象とし、HDLコレステロール値を上昇させ、トリグリセリライド値を低下させる作用を有するフェノフィブラートまたはプラセボの追加投与のいずれかに無作為に割り付けた。

研究の結果、2剤を併用しても致死性の心血管イベント率や非致死性の初回心臓発作、非致死性脳卒中または心臓障害による死亡の発生率に顕著な差は生じなかった。さらに分析した結果、男性および投与開始時にトリグリセリライド値が高くHDLコレステロール値が低い患者では恩恵を得られる可能性が示されたが、女性では実際に有害な“傾向”がみられた。

一方、血圧研究(ACCORD BP)では、2型糖尿病を有する男女4,700人以上を、収縮期血圧を120 mm Hg未満に降下させる強化療法または140 mm Hgにする標準療法のいずれかに無作為に割り付けた。研究の結果、強化療法群のほうが血圧値は降下したが、心臓発作や脳卒中などの致死性・非致死性の心血管イベントの発生率の実質的な群間差にはつながらなかった。また、強化療法群ではより重篤な有害事象が認められた。

米メイヨークリニック(ミネソタ州)のStephen Kopecky博士は「今回の臨床試験では、薬剤と併用することで心臓発作や脳卒中の発症率低下および死亡率低下という目標に達しうる生活習慣の対策が検討されていない。この研究は生活習慣の重要性を思い起こさせるものである。薬剤だけでは打ち勝つことはできない」と述べている。(HealthDay News 3月14日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=637003
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