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ヘモグロビンA1C検査は糖尿病だけではなく心疾患や脳卒中も予測


[2010/03/15]

ヘモグロビンA1C検査は糖尿病だけではなく心疾患や脳卒中も予測
米国糖尿病協会(ADA)が今年(2010年)1月に新たに糖尿病診断法として奨励したヘモグロビン(Hb)A1C検査は、従来の空腹時血糖値検査と同様に糖尿病を予測するが、将来の心疾患や脳卒中のリスク予測では空腹時血糖値検査に勝っていることが、新しい研究によって示された。A1C検査はグリコ(糖化)ヘモグロビン検査とも呼ばれ、少量の血液検体を用いて過去2〜3カ月の平均血糖値を測定するもの。

米ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部(ボルティモア)疫学科助教授のElizabeth Selvin氏らは、1990年に開始されたコミュニティにおけるアテローム性動脈硬化リスク(ARIC)研究で保存された11,000以上の血液検体のA1Cを測定。採血時に糖尿病や心血管疾患を有する被験者はいなかった。その後、A1C値と空腹時血糖値および15年間の健康全般に関する追跡調査情報とを比較した。

この期間中、2,251人が糖尿病、ほぼ1,200人が心疾患、358人が虚血性(非出血性)脳卒中と診断された。研究の結果、A1C値の上昇は糖尿病診断のリスク増大と関連していた。A1Cが5%未満の場合、糖尿病リスクが48%低下し、5〜5.5%の場合、リスクは正常であった。5.5〜6%では86%、6〜6.5%では4倍以上リスクが増大し、6.5%を超えると診断のオッズは5.5%未満の人の16倍以上であった。これらの結果は、空腹時血糖値の結果と同様であった。

しかし、空腹時血糖値では将来の心疾患や脳卒中のリスクを予測できなかったが、A1C値では正確に予測できた。A1Cが5.5%未満の人は心疾患および脳卒中のリスクが平均であったが、5.5〜6%ではリスクが23%増大した。6〜6.5%では心血管疾患のリスクが78%に跳ね上がり、6.5%を超えると心血管疾患のリスクはほぼ2倍に増大した。

同氏は「今回のデータは、グリコヘモグロビンが糖尿病や心血管疾患の実に有望な危険因子(リスクファクター)であることを示している」という。別の専門家は「この検査法は以前からあったが、今回の研究はこれがすばらしいマーカーであることを示しており、A1Cが高いほどリスクが高い」と述べている。研究結果は、米医学誌「New England Journal of Medicine」3月4日号に掲載された。(HealthDay News 3月3日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=636649
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