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スタチン使用患者では糖尿病リスクがわずかながら増大する


[2010/03/05]

スタチン使用患者では糖尿病リスクがわずかながら増大する
コレステロール低下薬であるスタチンの使用により、糖尿病を発症する可能性が9%増大するが、絶対リスクは特にスタチンが心疾患や心臓発作の恐れを低減する程度に比べれば低いことが、新しい研究によって示された。

英グラスゴー大学(スコットランド)心血管研究センターのNaveed Satar氏らは、1994〜2009年に実施された計91、140人を対象とした13件のスタチンの臨床試験のデータを分析。研究の結果、スタチン投与群2,226人、対照群2,052人が糖尿病を発症した。

全体では、スタチン療法は糖尿病発症リスクが9%増大したことと関連していたが、高齢者のほうがリスクは高かった。ボディマス・インデックス(BMI)やLDL(低比重リポ蛋白)コレステロール値の変化は、スタチンに関連する糖尿病の発症リスクに影響しなかった。スタチン投与が直接的な分子メカニズムによって糖尿病リスクを増大させるエビデンス(科学的根拠)はないが、その可能性はあるという。

Satar氏らは、255例に4年間スタチンを投与した場合、糖尿病症例は1例しか増加しないが、スタチン投与によりLDLコレステロールが1mmol/L低下するごとに冠動脈心疾患による死亡や非致死性心臓発作などの主要冠動脈イベントが5例減少すると指摘し、「心血管イベント減少に関するスタチンの多大な便益(ベネフィット)を考えると、スタチン療法が推奨される患者では糖尿病発症の小さな絶対リスクよりも短中期間の心血管に対する便益が上回る」という。

さらに「したがって、心血管疾患の患者や、中等度・高度の心血管リスクを有する患者でスタチン療法を変更する必要はないが、リスクの低い患者や便益が示されていない患者群では、糖尿病リスク増大の可能性を検討する必要がある」と述べ、糖尿病リスクの高い高齢のスタチン使用患者をモニターリングするよう勧めている。研究結果は、英医学誌「Lancet」オンライン版に2月16日掲載された(印刷版は2月27日号に掲載)。

米ブリガム・アンド・ウイメンズ病院/ハーバード大学医学部(ボストン)のChristopher P. Cannon博士は付随論説で、「心血管リスクを低減するためにスタチンを使用する便益は約9:1の割合で糖尿病発症のリスクを上回る。それでもこの新たに同定されたリスクについては、肝機能検査やクレアチンキナーゼなどの定期的なモニターリングに加える必要がある」と述べている。(HealthDay News 2月16日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=636088
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