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無食欲症患者では骨に脂肪が蓄えられる


[2010/02/26]
無食欲症患者では骨に脂肪が蓄えられる

摂食障害である神経性無食欲症(anorexia nervosa)を有する人の骨髄には過度の脂肪が認められることが、米国の研究者らによって明らかにされた。この疾患は主に若い女性に影響を及ぼし、極端な低体重と体重増加に対する強迫的な恐怖をもたらす。

米ボストン小児病院内分泌医/骨健康プログラム責任者のCatherine Gordon博士らは今回、平均16歳の女児40人を対象に膝のMRIスキャンを撮像。20人は無食欲症患者であり、20人は健常者であった。研究の結果、無食欲症患者のほうが膝関節の脂肪含量が多く、健康な赤色骨髄は半分に満たなかった。この差は大腿骨下部や脛骨上部でも認められた。

これまでの研究では、栄養不良の人の場合、ホルモンの変化によって骨髄の間葉系幹細胞が造骨細胞ではなく脂肪細胞に変化することが示されている。Gordon氏らによれば、無食欲症患者で骨量が低下し、時に骨粗鬆(しょう)症が発現するのはこれによって説明がつく可能性があるという。

同氏は「無食欲症の女児では骨形成が非常に低下し、このことは、骨形成が最大になるはずの成長期の若年者であることから特に問題となる。しかし、栄養不良によるホルモン変化のため骨髄は骨形成に必要な細胞を産生せず、幹細胞は脂肪形成を行うようになる」と述べている。

研究結果は、医学誌「Journal of Bone and Mineral Research(骨・ミネラル研究)」2月号に掲載された。(HealthDay News 210日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=635840

Copyright © 2010 HealthDay. All rights reserved.

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