健康美容NEWSモバイル
海外ニュース

ビタミンD不足が喘息を悪化させる


[2010/02/09]
ビタミンD不足が喘息を悪化させる

ビタミンD濃度が低い喘息患者では濃度の高い患者に比べて症状が悪化することが、新しい研究によって示された。ビタミンD濃度の高い喘息患者のほうが低濃度患者よりも肺機能は高く、治療に対する反応がよいという。

全米ユダヤヘルスNational Jewish Health(デンバー)肺・クリティカルケア科のE. Rand Sutherland博士は「この知見は、低濃度のビタミンDが喘息の悪化に関連していることを示唆している。また、ビタミンD濃度は患者のステロイド系喘息治療薬に対する反応を予測する。ビタミンDは、喘息患者に直接的に関与する形で免疫系あるいはステロイド反応を修飾する物質として作用すると思われる」と述べている。

Sutherland氏らは今回、喘息患者54例のビタミンD濃度を測定し、肺機能、気道過敏性、ステロイド治療に対する反応を評価した。その結果、血中ビタミンD濃度が低い患者では、肺機能および気道過敏性の検査結果がより悪かった。ビタミン濃度が30ng/ml未満の患者の気道過敏性は、それよりも高い患者のほぼ2倍であった。

ビタミンD濃度が低いと、ステロイド療法に対する反応が低く、炎症性サイトカインであるTNF(腫瘍壊死因子)-α産生が増大し、低濃度のビタミンDが気道の炎症増大と関係している可能性が考えられた。また、最も体重の重い患者ではビタミンD濃度が最も低かった。

Sutherland氏は「喘息は肥満に関連し、ビタミンDの欠乏はこの2つの病態に関連する要因と思われる。喘息患者のビタミン濃度を正常に回復させることは喘息改善に有用である可能性がある」と述べている。研究結果は、医学誌「American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine(呼吸器・クリティカルケア医学)」オンライン版に1月28日掲載された。

米ボストン大学医学部のMichael F. Holick博士は「今回の研究は、ビタミンDが肺機能を高めるという従来の観察結果を確認する非常に良い研究である。グルコ(糖質)コルチコイド[ステロイド]はビタミンDの破壊を増大させ、それによって喘息患者ではビタミン欠乏のリスクが高まり、結果的に肺機能を低下させ、疾患を悪化させる」と述べるとともに、「喘息患者に限らずビタミンDの摂取量が少なすぎるので、サプリメントを服用すべきである」としている。(HealthDay News 1月28日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=635427
Copyright © 2010 HealthDay. All rights reserved.

つぶやく
関連ニュース
セ皮膚のビタミンD生成能力は日焼けにより制限される
セビタミンD、心臓の健康に必要な最低ラインは?
セ喫煙によるリスクは世代を超える? ―祖母の妊娠中の喫煙で孫の喘息リスクが上昇する可能性
関連ワードで検索
ビタミンD喘息
ソ今週のアクセスランキング
1.お茶の香りの貯蔵メカニズムを解明/サントリー食品インターナショナル
2.コーセーとセブン-イレブン共同企画の「雪肌粋(せっきすい)」発売
3.つっぱらないのが嬉しい酵素洗顔料、『肌極 はだきわみ』発売/コーセー
4.コーセー「スティーブンノル コレクション」ヘアケアがリニューアル
5.働く女性の髪の悩みが大きく変化する年代は?
<jュース検索
新着 | 健康美容 | 海外ニュース | プレスリリース | 行政ニュース
 

健康美容NEWSモバイルTOP

【健康美容EXPO PC版】

お問合せ
Copyright(c)2007-2015 All Rights Reserved.
健康美容EXPO