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大腸癌(がん)やポリープの検出能を高める血液検査


[2010/02/02]
大腸癌(がん)やポリープの検出能を高める血液検査

早期の大腸(結腸直腸)癌(がん)やポリープを確実に検出するための血液検査が、大腸鏡検査が最も有益な患者の同定に有用であることが、米オーランドで開かれた米国臨床腫瘍学会消化管癌シンポジウム(ASCO GI)で発表された。

この血液検査では、大腸癌の発現早期に産生され、腫瘍細胞の拡大に関わる可能性のあるCD24と呼ばれる蛋白(たんぱく)濃度を調べる。スクリーニング法を開発したイスラエル、テル・アビブ・ソラスキーSouraskiメディカルセンター研究所所長のSarah Kraus氏らは、大腸鏡検査を受けた患者150例を対象に新しい血液検査を試みた。

研究の結果、この検査法の大腸癌検出における感受性(異常を正確に検出する)および特異性(特定の疾患を他の疾患と鑑別できる)は92.3%であり、癌になるポリープ検出では感受性84.2%、特異性89.2%であった。

Kraus氏は「スクリーニングは早期大腸癌の検出や予防に有効だが、さまざまな理由で大腸鏡検査を受けたがらない人が多い。ただし、ほとんどの人は血液検査をいとわない。CD24の血液検査は大腸癌リスクがある患者の同定に有望であり、大腸鏡検査の最大限の活用に役立つ。ただし、この新しい血液検査法を大腸癌のスクリーニングに用いる前に、より大規模な研究を行う必要がある」と述べている。

また、同シンポジウムで発表された別の研究では、70歳以上の患者を含む全年齢患者のステージIIIの大腸癌の進行を遅らせるのに、XELOX(カペシタビン/オキサリプラチンの併用療法)を用いた術後(アジュバント)療法が標準的な5-フルオロウラシル/ロイコボリン(5-FU/LV)療法よりも有効であることが示された。研究者らは「治療法の決定は個別に行われるべきだが、これらの知見は70歳以上の他に問題のない患者に対する最良の治療法に新しい光を当てるものである」と述べている。(HealthDay News 1月20日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=635172

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