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テレビの見すぎは寿命を縮める−座っている時間が問題


[2010/01/18]
テレビの見すぎは寿命を縮める−座っている時間が問題

1日のテレビ視聴時間が1時間増えるごとに、心血管疾患による早期死亡のリスクが18%増大する可能性が、オーストラリアの研究者らによって示された。見る内容ではなく、座っている時間が問題だという。今回の知見は、座る時間が長すぎることと疾患による死亡との明らかな関連性を示すもの。

ベーカーIDI心臓・糖尿病研究所(ビクトリア州)身体運動研究所所長のDavid Dunstan氏らは、25歳以上の健常な男女8,800人のライフスタイルのデータを収集。生活習慣に加えて、コレステロール値と血糖値も調べた。6年以上の追跡調査で284人が死亡し、このうち87人は心血管疾患、125人は癌(がん)が原因であった。

被験者を、テレビの視聴時間が1日2時間以内、1日2〜4時間、1日4時間以上の3群に分けた結果、1日の視聴時間1時間ごとに全原因による死亡リスクが11%増大。心血管疾患によるリスクは18%、癌によるリスクは9%増大していた。視聴時間が1日2時間未満の群に比べて、4時間以上の群では、心血管疾患による早期死亡リスクが80%、全原因による死亡リスクが46%増大していた。

テレビの視聴と死亡との関連性は、喫煙や高血圧、高コレステロール、不健康な食事、過剰体重、運動などの心血管疾患の危険因子(リスクファクター)を考慮しても認められた。研究結果は、米医学誌「Circulation(循環器)」オンライン版に1月11日掲載された。

Dunstan氏は「今回判明した良い点は、1日を通して頻繁に筋肉を動かすことが体重管理と疾患予防に最も有効な方法の1つであることである。体重が正常であっても座る時間が長すぎると、血糖やコレステロールが増加しうる。つまり、運動量とは無関係に1日4時間座ってテレビを見れば、全原因による早期死亡リスクが高まり、心血管疾患によるリスクはさらに高いと言える」と述べている。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)心臓学教授のGregg C. Fonarow博士は「活動していない時間を減らすことは心血管疾患リスクの軽減に有用であり、心血管の健康を改善する包括的な取り組みの一部とみなすべきである」と述べている。米テネシー大学健康・運動科学教授のDavid Bassett Jr.氏は「座りがちな活動に費やす時間が健康に影響を及ぼすエビデンス(科学的根拠)は増えつつあるが、今回の研究もその一つである」と述べている。(HealthDay News 1月11日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=634816
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