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研究に用いられる胚性幹細胞の大部分が白人由来


[2010/01/05]

研究に用いられる胚性幹細胞の大部分が白人由来

現在、研究で使用されているヒト胚性幹細胞株は、ほとんどが白人由来であることが、新しい研究で明らかにされた。このことは、ヒト胚性幹細胞研究による医学的な発展の便益を、非白人はさほど得られないことを意味する可能性があるという。

黒人は特にその可能性が高く、医学誌「New England Journal of Medicine」オンライン版に12月16日掲載された論文(レター)によると、実際、研究で広く使用されている幹細胞株にアフリカ系は全く認められなかったという。米ミシガン大学(アナーバー)人類遺伝学准教授のNoah Rosenberg氏らは、胚性幹細胞株の多様性を増大させるため、研究に他の集団(民族:populations)の幹細胞を含めるよう促している。

Rosenberg氏は「今回われわれは、研究で一般的に使用されている多数のヒト胚幹細胞株の集団の系統を調べた。その結果、ほとんどが欧州や中東の集団に由来していると思われ、2種類のみ東アジア人に由来し、アフリカ系の集団に由来するものはなかった」と述べている。

また、検討された胚性細胞株には、米国立衛生研究所(NIH)が最近承認した20種類の胚幹細胞株のうち約10種類が含まれており、この分野の研究の大多数がごく少数の集団で行われていることが示唆された。Rosenberg氏は「幹細胞株の系統の重要性についてはまだ不明であるが、追加の幹細胞株を入手し、広める新しい取組みでは、不足している集団に焦点を当てる必要がある」という。

米マイアミ大学ミラー医学部のCamillo Ricordi博士は「幹細胞株の多様性の欠如は、新しい細胞株を作成する際に修正すべきである。現在は細胞株の85%が白人由来であるため、フロリダの幹細胞バンクでは多様性を追加し始めている。幹細胞株の多様性は必須であり、万人向けの治療法を開発するのであればアフリカ系やその他の系統を除外することはできない」という。

米エール大学医学部(コネティカット州)実験医学教授のDiane Krause博士は「成人ドナー由来のiPS細胞(人工多能性幹細胞)株の使用増加に伴い、治療対象となる疾患が、特異的な遺伝背景を持つ患者で認められるケースの多いことを思い起こす必要があり、この種の研究の時期が非常に重要となる」と述べている。(HealthDay News 12月16日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=634167
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