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脈拍を速める”恐ろしい記憶”は無害化できる


[2009/12/22]
脈拍を速める”恐ろしい記憶”は無害化できる

思い出すと身体症状が生じる、いわゆる“恐ろしい記憶(fear memory)” が持つ力を弱めることができる可能性が、新しい研究によって示唆された。研究者らは、今回の研究が予備的なものであり、不安や心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの症状を直ちに治療できるわけではないとしつつも、将来の新しい治療方法に希望をもたらすものであるとしている。

問題となる記憶は、感情的な恐怖と身体的な反応を関連させるものであり、研究共著者である米ニューヨーク大学心理学部のElizabeth Phelps氏は「神経が張り、わずかに発汗し、脈拍が速くなる。そのような記憶である」と説明している。この種の“恐ろしい記憶”はそれを引き起こす事象の実際の記憶とは異なる脳の部分に保管され、不安障害やPTSDを持つ人では、そのような記憶によって大きな問題が生じることがある。

Phelps氏らは記憶が影響を受けやすい時期があると考え、その理論を検討。同氏らは、特定の映像を見たときにショックを与え、被験者に恐ろしい記憶を植え付けて、画像につながる恐ろしい記憶を作った後に、それを取り除くことができるどうかを検討した。

研究の結果、その画像が安全であると納得させることによって1日後に記憶を無害化することができることが判明した。これは、画像による反応が生じた直後に行うことによって可能であった。

Phelps氏は「重要なことは、記憶を変化させやすいとわかっている特定の時期に記憶に干渉することである。本質的に、脳は短期間で記憶を書き換えることができると考えられる。今回の研究は、より長期間持続し、長期間でより有効な介入法を開発するのに有用と思われる」と述べている。研究結果は、科学誌「Nature(ネイチャー)」12月10日号に掲載された。

米コロンビア大学メディカルセンター画像認知科学プログラム責任者のJoy Hirsch氏は「今回の研究は、忘却という記憶の自然的な退化ではなく、記憶を歪(ゆが)めないで何らかの方法でそれを変化させることに焦点を当てたもの。記憶を思い起こし何かを挿入するか、記憶に関する考え方を修正する。何らかの方法で記憶を変化させると、記憶は再統合される」と述べている。(HealthDay News 12月9日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=633864
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