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植込み型の癌(がん)ワクチンが有望


[2009/12/09]
植込み型の癌(がん)ワクチンが有望

指爪(つめ)大のインプラントで送達された癌(がん)ワクチンによって、メラノーマ(黒色瘍)が除去されたことが、マウスを用いた新しい研究によって報告された。この方法は、腫瘍特異的抗原を搭載した直径8.5mmのポリマーディスクを皮下に植え込み、腫瘍を攻撃する免疫システムを再プログラミングするというもの。

同インプラントを開発した米ハーバード大学(ボストン)バイオエンジニアリング(生物工学)教授のDavid J. Mooney氏らは、これは現在臨床試験が行われている他の癌ワクチンよりも有効かつ使いやすいと予測している。同氏は「このインプラントは、女性の腕に植え込む避妊薬に非常に似ており、皮下の任意の場所に挿入し、腫瘍細胞を破壊する免疫反応を活性化する」と説明。

植え込まれたディスクは、樹状細胞(dendritic cell)と呼ばれる免疫系のメッセンジャーを強く引き付けるサイトカインを放出する。樹状細胞はインプラント内に入ることができ、そこで患者固有の標的となる腫瘍タイプに特異的な抗原に曝露される。その後、樹状細胞は周辺のリンパ節に“報告し”、T細胞に腫瘍細胞を探して破壊するよう指示を出す。

Mooney氏らによれば、この方法は腫瘍細胞のみを標的とするため、化学療法と異なり、健常な組織に損傷を与えることはないという。研究結果は、医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル[※研究室での基礎研究成果を実際の臨床の場に応用する過程]医療」11月25日号に掲載された。(HealthDay News 11月25日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=633409
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