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ダウン症児の記憶障害に対する治療に希望


[2009/12/02]

ダウン症児の記憶障害に対する治療に希望

遺伝性疾患であるダウン症に伴う記憶障害に対する、将来の内科的治療の土台となりうる新しい研究結果が報告された。米国退役軍人局パロアルトPalo Altoヘルスケアシステムおよび米スタンフォード大学(いずれもカリフォルニア州)のAhmad Salehi博士らは、ダウン症と同様の症状を持つように遺伝子操作されたマウスを用いて研究を実施。

今回の知見がヒトに便益をもたらすかどうかはまだ不明であるが、研究の結果、神経伝達物質の1つであるノルエピネフリンのシグナル伝達を高めると、ダウン症様の症状を有するマウスが脳をより効率的に使用できることが判明。ノルエピネフリンレベルを高める薬剤を投与したマウスでは、巣作り行動などの認知機能試験の成績がより良く、実際、正常マウスと同様であった。

Salahi氏は「早期に介入すれば、ダウン症児の情報の収集と調整を助けることができる。理論的には、これらの小児の認知機能の改善につながる可能性がある。効果が出るのがあまりに速く、非常に驚いた」と述べている。

研究結果は、医学誌「Science Translational Medicine(サイエンス・トランスレーショナル [研究室での基礎研究成果を実際の臨床の場に応用する過程] 医療)」11月18日号に掲載された。(HealthDay News 11月19日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=633190
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