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モルヒネは癌(がん)細胞の増殖、拡大を助長する


[2009/12/01]

モルヒネは癌(がん)細胞の増殖、拡大を助長する

モルヒネやその他のオピオイド(アヘン)系鎮痛薬が癌(がん)細胞の増殖や拡大を促すというエビデンス(科学的根拠)が増えつつあるが、これを支持する2件の新しい研究が、米ボストンで開かれた「分子標的治療に関する」米国癌学会(AACR)・米国立癌研究所(NCI)・欧州癌研究治療機構(EORTC)国際合同会議で報告された。

細胞培養とマウスを用いた今回の研究では、オピオイド薬の肺癌細胞到達を妨げることで、癌細胞の増殖や浸潤、遊走がいかに低減されるかについても示された。これらの知見は、モルヒネの作用部位であるμ(ミュー)オピオイド受容体が有望な治療標的となることを示唆している。

研究著者である米シカゴ大学医学部助教授のPatrick A. Singleton氏は、「臨床的にこれらが確認されれば、癌患者に対する外科麻酔法が変わる可能性がある。また、さらなる研究が必要であるが、この新しい種類の薬剤の新たな応用の可能性を示唆している」と述べている。

モルヒネは腫瘍細胞の増殖を増大させ、免疫系を抑制し、腫瘍に栄養を送る新しい血管の成長(血管新生)を促し、バリア機能を低下させる可能性がある。手術を受けた癌患者では、バリア機能の低下によって腫瘍が組織に浸潤し、体内の他の部位で拡大しやすくなる可能性があり、同時に血管新生の増大は新しい部位での腫瘍の成長を助長する。

Singleton氏らは、μオピオイド受容体を持たないマウスでは肺癌細胞を注入しても腫瘍は発現しないが、正常なマウスでは癌が発現することを示した。また、オピオイド誘発性便秘の治療のために開発されたmethylnaltrexoneメチルナルトレキソン(日本国内未承認)によって、正常マウスにおける癌細胞の増殖が90%低減することも示した。(HealthDay News 11月18日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=633194
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