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経口避妊薬が喘息症状を緩和


[2009/11/27]
経口避妊薬が喘息症状を緩和

喘息のある女性では、月経周期によるホルモン値の変動が気道炎症に影響することが示された。しかし、経口避妊薬を服用している場合、こういう変動はなく、月を通じて喘息症状に変化はないという。医学誌「Chest」11月号に掲載されたこの知見は、閉経前女性の喘息管理に利用できる可能性があると、報告者のカナダ、アルバータ大学小児呼吸器学助教授Piush Mandhane 博士は述べている。

この研究は、喘息である女性17人を対象としたもので、8人はエストロゲン、プロゲステロンを含有する経口避妊薬を使用していた。避妊薬非使用群の平均年齢は37.5歳、使用群の平均年齢は25.5歳であった。喘息症状についての情報収集、エストロゲン、プロゲステロン値を測定する血液検査、肺活量測定(スピロメトリー)、呼気一酸化窒素(eNO)濃度(気道炎症の指標となる)の測定が毎日実施され、皮膚プリックによるアレルギー検査は隔日で実施された。

平均eNO濃度は非使用群で48.2ppb、使用群では27ppbで、非使用群ではエストロゲン値上昇に伴いeNO濃度の減少(気道炎症の減少を示す)がみられ、プロゲステロン値の上昇に伴いeNO濃度の上昇(気道炎症の増加を示す)がみられた。これは月経前にプロゲステロン値が上昇すると、喘息症状が悪化しやすいことを意味する。プロゲステロン上昇時には、皮膚プリック検査でも重篤なアレルギー反応が示された。しかし、使用群では、月を通じてアレルギー反応に統計学的に有意な変化はみられなかった。Mandhane氏は、避妊薬がホルモンレベルの変動を低めに安定化させるため、服用女性では喘息症状に違いが出ないとみている。

専門家の1人は、この研究は喘息がホルモンの影響を受けるという事実を確証するものと評価している。しかし、小規模研究であり、一方の群は年齢が高く喘息治療薬の使用が多く、同一条件での比較ではないことを指摘している。また、経口避妊薬には重篤な副作用もあることから、単に喘息軽減の目的での使用は勧めないという。しかし、もし患者が月経周期で喘息症状の違いに気付いているなら、特定の時期に喘息治療薬を増加することを医師と相談するのもよいだろうと述べている。(HealthDay News 11月13日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=632986
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