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コレステロール検査はさらに簡略化できる


[2009/11/25]

コレステロール検査はさらに簡略化できる

血管疾患リスクを判定する血中コレステロールの測定法は、より簡略化できる可能性が英国の研究で示された。この方法は、患者の絶食が不要で、トリグリセライド(中性脂肪)も気にする必要がなく、血中の総コレステロールまたはHDL(高比重リポ蛋白[たんぱく])コレステロール、あるいはアポリポ蛋白(コレステロールの輸送を助ける蛋白)を測定するというものである。

研究を行ったケンブリッジ大学のJohn Danesh 氏らは、68件の長期研究に参加した血管疾患のない30万人強のデータを検討した。追跡期間中、約8,900人が非致死的心臓発作を生じ、3,900人強が冠動脈疾患で死亡、2,500人強が虚血性脳卒中、513人が出血性脳卒中、2,500人強が分類不能の脳卒中を生じていた。

データ分析の結果、非HDLコレステロールおよびHDLコレステロールの血中レベルが関連するリスクは、2種類のアポリポ蛋白(BおよびAI)によるリスクとほぼ一致した。この知見から、「血管リスクを検討する際、コレステロールを測定するかアポリポ蛋白を測定するかという現在の論議は、現実的問題(コスト、有用性、検査の標準化など)に基づいて決めるべきものであることが示される」とDanesh氏らは述べている。

また、絶食しなかった患者でも、絶食した患者とリスク評価は同程度であり、非HDLコレステロール値によるリスクも、LDL(低比重リポ蛋白)コレステロールの直接測定とほぼ同様であった。トリグリセライド値については、別の測定理由(膵炎予防など)があるにしても、トリグリセライド値からHDLコレステロール、総コレステロールで得られる以上の血管リスク情報は得られなかった。以上の知見は、米国医師会誌「JAMA」11月11日号で報告された。

「今回の結果から、血管疾患リスク検査は、絶食やトリグリセライドの測定なしで、コレステロールあるいはアポリポ蛋白の測定のみに簡略化できる」と著者らは結論している。(HealthDay News 11月10日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=632933
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