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米国人の多くが新型インフルエンザワクチン接種に不安を抱く


[2009/10/19]
米国人の多くが新型インフルエンザワクチン接種に不安を抱く

新型(H1N1豚)インフルエンザワクチンが全米に行き渡ったとしても、多くの人はその安全性に不安を感じ、そのためにワクチン接種をしない可能性があることが最近実施された各種の世論調査で明らかになった。ただし、専門家や保健当局は、ワクチンが安全なだけでなく、新型インフルエンザウイルスから身を守る最も確実な方法であることを強調し続けている。

AP通信とリサーチ会社GfK Roper Public Affairs & Mediaが最近行った世論調査(AP-GfK poll)では、新型インフルエンザワクチン接種を予定しているのは米国人の約半数に過ぎず、そのほとんどがこのウイルスに最も強い抵抗力をもつとされる高齢者であることが判明した。回答者の4分の3近くは、その多くが接種を受ける予定ではあるものの、ワクチンの安全性に懸念を抱いていると述べている。

また、米ミシガン大学の世論調査では、子どもに接種を受けさせたい保護者は40%に過ぎず、さらに米国医療薬剤師会(ASHP)に依頼によって全米の341病院の薬剤部長を対象に行われた最近の調査では、多くの病院職員が、新型インフルエンザワクチンが安全かどうか尋ねていることが判明した。

これに対し、米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のAnthony Fauci博士は「新型インフルエンザワクチンは、季節性インフルエンザワクチンと全く同じ方法、原材料を用いて同じ会社が同じ工程で製造している。毎年、ウイルス株に少し変化があれば、季節性インフルエンザワクチンも少し変更する。新型インフルエンザウイルスがもう少し早く広まっていれば、今年の通常のインフルエンザワクチンに含まれたであろう」と述べている。

米シンシナティ小児病院小児科教授のRobert Frenck博士は「心配されているような、ワクチンの製造を急ぎ過ぎたという事実はない」という。季節性インフルエンザワクチンは毎年3月ごろに製造を開始し、8月に入手可能となる。新型インフルエンザウイルスは5月に単離されたため、今月(10月)、入手可能となった。

新型インフルエンザワクチンの副作用(副反応)は、注射部位の軽度の圧痛や腫脹、軽度の発熱などであり、中国ではワクチン接種を受けた3万9,000人のうち4人で筋痙攣(けいれん)と頭痛が報告されている。専門家は「疾患やその合併症のリスクは、ワクチン接種によるリスクよりもはるかに大きい」と述べている。今回の流行とは異なるが、1976年にニュージャージー州の軍基地で豚インフルエンザが流行した際に、ワクチン接種を受けた4,300万人のうち500人がギラン・バレー症候群と呼ばれる神経性障害を発症、うち25人が死亡した経験も不安の一因となっている。(HealthDay News 10月13日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=631797
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