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追跡研究ではオメガ-3脂肪酸は心不全を予防せず


[2009/10/14]
追跡研究ではオメガ-3脂肪酸は心不全を予防せず

魚を食べることは心臓発作などの心血管疾患の予防には有用だが、心不全の発症には予防効果のみられないことが、オランダの新しい研究によって示された。

今回の研究で、オランダ、ワーゲニンゲンWageningen大学疫学助教授のJ. Marianne Geleijnse氏らは、ロッテルダム研究に参加した男女5,299人に関するデータを収集。魚のオメガ-3脂肪酸が他の心臓障害を予防することから、冠動脈心疾患の既往のない人において心不全の発症予防ができるかどうかを検討した。約12年の追跡調査で、669人に心不全が発症した。

研究の結果、オメガ-3脂肪酸を豊富に含む魚の摂取は、男女とも心不全の発症と有意に関連していないことが判明した。オメガ-3脂肪酸はEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)とも、心筋梗塞(心臓発作)や他の心疾患のリスクに関連する血圧や心拍、不整脈、トリグリセライド(中性脂肪)値の低下に関連していた。ただし、魚の摂取量が最も多い糖尿病患者では心不全の低減にわずかに便益がみられた。研究結果は、欧州心臓病学会誌「European Journal of Heart Failure(心不全)」10月号に掲載された。

Geleijnse氏は「食事によるオメガ-3脂肪酸摂取が糖尿病患者の心不全リスクを低減するかどうかはさらに検討する価値がある。魚の摂取は心不全のリスクに影響しないかもしれないが、心筋梗塞、心臓突然死を予防するという強いエビデンス(科学的根拠)がある。したがって、サケやニシン、サバなど特定の脂肪質の魚の週2回摂取は賢明である」としている。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)デビッド・ゲフェンDavid Geffen医学部心臓病学教授のGregg C. Fonarow氏は、「今回の研究では、自己報告による魚の多量摂取と心不全の低リスクとの関連は認められなかった。オメガ-3脂肪酸の補足によって新規の心不全リスクが低減するかどうかを明らかにできるのは前向き無作為化プラセボ対照比較試験によってのみであり、そのような研究は現在進行中である」という。

米エール大学医学部予防研究センター(コネティカット州)所長のDavid L. Katz博士も「魚の消費が健康、特に心血管の健康に良いというエビデンスは十分にあり、今回の研究でそれが変わったわけではない。今回の研究でも、魚の摂取量が最も多い人では心不全がやや少なかった」と述べている。(HealthDay News 9月30日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=631467
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