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エイズ試験ワクチンでヒトに対する初の予防効果認める


[2009/10/05]
エイズ試験ワクチンでヒトに対する初の予防効果認める

エイズ試験ワクチンによって感染リスクが3分の1低減したことが、タイの若年成人のボランティア1万6,000人以上を対象とした臨床試験で示された。今回の臨床試験の詳細は、今秋パリで開かれるエイズワクチン会議で発表される予定。

米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のAnthony S. Fauci博士は「“ブレイクスルー(大躍進)”という言葉は使いたくないが、非常に重要な結果であることは疑いがない。ワクチンの臨床試験は20年以上行われているが、基本的に失敗している。灯りのない道を進んでいて扉が開かれたようなものだ」と述べている。

今回使用されたワクチンは、カナリアポックス(canarypox)ウイルスを用いたALVACと、HIVの表面蛋白(たんぱく)を遺伝子組み換えしたAIDSVAXという2種類。タイで一般的なHIV菌株を用いて、最初のワクチンで免疫系がHIVを攻撃する準備をし、2つ目のワクチンでその反応を増大させる“プライム・ブースト”法によって2種類のワクチン併用を検討した。

ワクチンの特許保有者である仏サノフィ・パスツール社と非営利団体の感染症グローバルソルーション(Global Solutions for Infectious Disease)、NIAID、米陸軍、タイの公衆衛生省が参加した今回の研究では、2006年にボランティア1万6,402人の半数に2種類のワクチンを6回投与し、残り半数にプラセボを投与した。その後3年間、定期的なHIV検査を実施した。その結果、ワクチンを受けた被験者の51例、プラセボ群の74例に感染が認められた。

米陸軍のCol. Jerome H. Kim氏は「31%の感染率低下はわずかであるが統計学的に有意である。これは安全かつ有効な予防ワクチンが手に入るという初めてのエビデンス(科学的根拠)である。今回の被験者は静注薬使用者や性産業従事者などのハイリスク群だけでなく、タイの若年成人集団の代表例であった」という。

世界HIVワクチン事業(ニューヨーク)のAlan Bernstein博士は「HIVワクチンでヒトのHIV予防が可能であることを示した点で画期的である」と述べ、米エイズ研究財団(ニューヨーク)研究所長であるRowena Johnston氏は「これらの結果は、検討すべき方向を示している」という。また別の専門家も「エイズワクチン候補がヒトに便益をもたらすことが示されたのは今回が初めて」と述べている。(HealthDay News 9月24日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=631328
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