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外科手術後に子どもに痛み止めを与えない親が多い


[2009/09/24]

外科手術後に子どもに痛み止めを与えない親が多い

扁桃摘出術などの外科的処置を受けた小児の25%は、親から十分に鎮痛薬を与えられていないことが新しい研究で明らかにされた。最悪の場合、小児が痛みのため水を飲むことができず、脱水症を来して入院する事態も考えられると、米シンシナティ小児病院(オハイオ州)のKenneth Goldschneider博士は述べている。

医学誌「Pediatrics(小児科学)」オンライン版に9月7日掲載された今回の研究によると、米国では年間500万人を超える小児が扁桃摘出術やアデノイド切除術をはじめとする外科手術を受けており、4分の3は術後に顕著な痛みがあるという。入院期間が短縮され、多くの処置が外来で実施されるようになっているため、院外処方により家庭で鎮痛薬を投与する症例が増えていると、米マイアミ大学ミラーMiller医学部のPatricia Cantwell博士は述べている。

米カリフォルニア大学アーバイン校(USI)およびオレンジ郡小児病院(CHOC、カリフォルニア州)による今回の研究は、扁桃摘出またはアデノイド切除のいずれかを受けた2〜12歳の小児261人を対象に実施されたもの。親の報告によると、帰宅後1日目は86%の小児に「顕著な痛み」があったにもかかわらず、4人に1人は鎮痛薬が最小限(1日0〜1回分の用量)しか与えられていなかった。術後3日目でも3分の2に顕著な痛みがあったが、41%は最小限の鎮痛薬しか与えられていなかった。

親が薬剤を十分に与えないのは、子どもが薬物依存に陥ることへの不安が原因ではないかと著者らは述べている。また、子どもが幼く、うまく話ができない場合、痛みの程度を親がわかっていないことも考えられるという。今回の研究ではこのほか、学歴の低い親や、より敏感な子どもをもつ親は鎮痛薬を与える比率が低く、衝動的な子どもをもつ親は服薬指示に従う比率が高いこともわかった。また、小児が錠剤をうまく飲み込めないこともあり、パッチ薬などの別の「送達(デリバリー)システム」を検討する必要もあるとCantwell氏は指摘している。(HealthDay News 9月9日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=630730
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