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血液検査で早期に膵癌(がん)が検出可能に


[2009/09/16]

血液検査で早期に膵癌(がん)が検出可能に

膵癌(がん)を検出できるマイクロRNAと呼ばれる血中の小分子が見つかり、この知見は将来、診断に応用できる可能性が、米テキサス大学の科学者らによって示された。膵癌は米国の癌による死因の第4位を占め、通常、進行期まで診断できず、診断時には治療がほとんど無効である。診断後の5年生存率は5%に満たない。

同大学M.D.アンダーソン癌センター(ヒューストン)分子病理学部門のSubrata Sen氏は「膵癌患者では血液中のマイクロRNAレベルが上昇することが判明した。これは、膵癌検出のため血液を用いた検査を開発するで極めて有望な知見である。ただし、この上昇がどの程度早期に出現するかは、より大規模な集団で調べる必要がある」と述べている。


マイクロRNAは遺伝子がどの蛋白(たんぱく)質を産生するかを調節する短いRNAであり、正常細胞と癌性細胞の双方で重要な役割を果たす。マイクロRNAの変化は他の癌でもみられる。同氏は「マクロRNAは血液中で検出されるため、癌の診断に有用と思われる」という。

今回の研究で、Sen氏らは、膵癌患者28例を対象に、膵癌に関連するmiR-21、miR-210、miR-155、miR-196aという4つのマイクロRNAレベルを調べ、健常者19例と比較。その結果、これらのバイオマーカーによって膵癌の64%が正確に検出され、非膵癌患者の89%が特定された。

研究結果は、米医学誌「Cancer Prevention Research(癌予防研究)」オンライン版に9月1日掲載された。(HealthDay News 9月1日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=630590
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