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画像検査で鍼(はり)治療の作用機序が明らかに


[2009/09/09]
画像検査で鍼(はり)治療の作用機序が明らかに

西洋でもさまざまな疾患に使われるようになってきた伝統的な中国鍼(はり)治療は、脳内の重要な受容体を調節することによって疼痛を軽減することが、新しい研究によって明らかにされた。

研究の結果、鍼治療は、疼痛シグナルを処理し弱める脳の領域、特に帯状回、島葉、尾状核、視床および扁桃体におけるμ(ミュー)オピオイド受容体の結合の有効性(availability)を高めることが判明。鍼がこれらの化学物質を直接刺激することによって、脳の長期的な疼痛調節機能に影響を及ぼす可能性があることが示された。

米ミシガン大学(アナーバー)慢性疼痛・疲労研究センターのRichard Harris氏らは今回、脳のPET(ポジトロンCT)スキャンを用いて、慢性疼痛状態である線維筋痛症の女性20例を調べた。試験期間中、疼痛に対する新しい薬剤は投与しなかった。研究結果は、医学誌「NeuroImage(神経画像)」9月号に掲載された。

同氏は「これらの受容体への結合の有効性が高まると、疼痛は軽減した。また、今回の知見により、より大きな鎮痛作用を持つモルヒネやその他のオピオイド系薬剤などは同じ受容体に結合するため、鍼治療後に医師がこれらの薬剤を使用することにつながる」という。

鍼治療は、中国では2000年以上行われており、鍼師は尖った細い針を身体の特定の位置(経穴=ツボ)に挿入する。今日、世界中の人が疼痛やアレルギー、呼吸器疾患、胃腸障害、婦人科の問題の疼痛軽減のため、鍼治療に頼るようになっている。中国の治療師は、鍼や伝統療法は身体のエネルギーの流れを変えることによって作用するという。西洋医学の医師は、鍼治療が正確にどのように作用するかを長年にわたり調べようとしている。(HealthDay News 8月27日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629922
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