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アスピリンが結腸直腸癌(がん)による死亡を食い止める


[2009/08/25]

アスピリンが結腸直腸癌(がん)による死亡を食い止める

アスピリンの使用は、結腸直腸癌(がん)リスクを低減させるだけでなく、結腸直腸癌患者の死亡オッズも低下させることが、新しい研究によって示唆された。

研究の結果、アスピリンを定期的に使用した結腸直腸癌患者は、癌による死亡リスクが29%、他の原因による死亡リスクが21%低かったという。平均約12年後、アスピリン使用群549例の35%が死亡、癌による死亡は15%、非使用群730例では39%が死亡、癌による死亡は19%であった。全5年生存率は、アスピリン投与群が88%、非投与群が83%、10年生存率はそれぞれ74%、69%であった。

米ハーバード大学医学部(ボストン)内科助教授のAndrew Chan博士らは今回、1980年に開始された米国看護師健康研究(NHS)、1986年に開始された米国医療従事者追跡調査研究(HPFS)の2つの大規模研究に参加した、ステージ1、2または3の非転移性結腸直腸癌を有する男女1,279人のデータを使用。

研究の結果、癌の診断前にアスピリンを使用していなかった719例では、診断以降の使用開始により癌による死亡が47%低減し、すべての原因による早期の死亡リスクは32%低減していた。アスピリンによる便益は、シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)陽性腫瘍患者において特に顕著であった。炎症や細胞増殖をもたらすCOX-2は、ヒト結腸直腸癌では約65-80%過剰産生されていることが報告されている。

そこで、459例のCOX-2過剰産生を検討。“COX-2陽性”腫瘍患者では診断後の定期的なアスピリン使用により、結腸直腸癌による死亡リスクが61%、全原因による早期死亡リスクが38%低下していた。アスピリンを使用した“COX-2陰性”腫瘍患者の死亡率は低下せず、癌診断前にアスピリンを使用していた患者では便益はあまり認められなかった。研究結果は、米国医師会誌「JAMA」8月12日号に掲載された。

Chan氏は「アスピリンが早期腫瘍の発症予防とともに結腸直腸癌患者の治療に重要な役割を果たす可能性が示唆された。ただし、結腸直腸癌の予防目的でのアスピリン使用はまだ推奨されない。プラセボ比較試験などさらなる研究が必要である」という。別の専門家は「今回の研究では“COX-2陽性”患者でアスピリンが有用であり、“COX-2陰性”患者で有意な影響がみられなかったため、通常の研究よりも説得力がある」としている。(HealthDay News 8月11日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629850
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