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バイオマーカーで重度の変形性関節症が予測可能に


[2009/08/11]

バイオマーカーで重度の変形性関節症が予測可能に

血管細胞接着分子1(VCAM-1)と呼ばれる蛋白(たんぱく)が、重度の変形性関節症による股関節および膝関節置換のリスクを強く予測することが、新しい研究によって示された。

ドイツ、エルランゲン-ニュルンベルグErlangen-Nuremburg大学のGeorg Schett氏らによる今回の研究は、イタリアの健常者912人が対象。うち60人は重度の変形性関節症のため1990〜2005年に膝関節または股関節置換術を受けた。研究の結果、研究開始時にVCAM-1レベル(濃度)が高かった被験者は、関節置換術を受ける可能性が最も高かった。VCAM-1は軟骨や結合組織の細胞で発現していた。

Schett氏らは「VCAM-1レベルは、重度の変形性関節症による関節置換リスクの有意な予測因子で、年齢による影響と同程度、またはそれよりも優れた予測因子である」という。また、リスク予測モデルにVCAM‐1を含めることで、より正確に患者を分類できることも示された。

重度の変形性関節症リスクに関わる臨床検査のバイオマーカー(生物学的指標)が確立されたのは今回が初めて。このようなバイオマーカーは、臨床症状が出現する前の早期診断につながり、重度の変形性関節症の予測の改善は、減量や筋力トレーニング、有酸素運動などの介入で便益を得られる患者の特定に有用な可能性がある。

同氏らは、VCAM-1と変形性関節症との関連性の背景にあるメカニズムについてより詳細が明らかになれば、関節疾患の原因に対する理解も深まると述べている。研究結果は、米医学誌「Arthritis & Rheumatism(関節炎&リウマチ)」8月号に掲載された。(HealthDay News 7月30日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629489
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