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減量手術は考えられているよりも安全


[2009/08/11]

減量手術は考えられているよりも安全

顕著な肥満と闘うために減量手術を検討している人に対して、合併症のリスクがこれまで報告されていたよりもはるかに低いことが、新しい研究によって示唆された。

米オレゴン健康科学大学(ポートランド)外科教授のBruce Wolfe博士らは今回、胃バイパス手術と腹腔鏡下調節性胃バンディング術(ラップバンド手術)の両方を検討。その結果、これらの手術による死亡リスクは0.3%、重大な有害転帰のリスクは4.3%であることが判明した。

研究では、4,776人に対して、ラップバンド手術(1,198例)、腹腔鏡下胃バイパス術(2,975例)、開腹胃パイパス術(437例)、その他の手術(166例)のいずれかを実施した。手術はすべて、本研究の特定の条件を満たした外科医が2005年3月〜2007年12月に行った。被験者の平均年齢は44.5歳、22%が男性、11%が非白人、平均BMI(ボディ・マス・インデックス)は46.5であり、半数以上に複数の疾患が認められた。

Wolfe氏は「減量手術は安全である。血餅(blood clot)や閉塞性睡眠時無呼吸、機能低下状態の既往などの特定の要因によって合併症のリスクが高まるが、リスクと便益については外科医と話し合うことができる」という。研究結果は、米医学誌「New England Journal of Medicine」7月30日号に掲載された。

肥満率の上昇に伴って減量手術も増加している。減量手術は大手術であるが、重度の肥満に対する便益は通常、リスクをはるかに上回る。ただし、この手術は誰にでも行えるわけではなく、米ハーバード大学医学部外科助教授であるMalcolm K. Robinson博士は「一般にBMIが35で糖尿病や高血圧など体重に関わる健康問題がある人、またはBMIが40以上の人が対象となる」と述べている。

また、Robinson氏は同誌の論説で、これらの手術が患者数の多い肥満治療施設で経験豊富な外科医によって行われたことから“最良のシナリオ”である可能性を指摘。Wolfe氏とともに、減量手術を検討している人は、外科医や医療チーム全体が有資格者で経験豊富な“中核的研究拠点(Center of Excellence)”に指定されている施設を選択することを勧めている。(HealthDay News 7月29日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=629497
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