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強迫性障害に対しては援助しないことが最良の方法


[2009/07/22]

強迫性障害に対しては援助しないことが最良の方法

強迫性障害(OCD)を患う小児に対し、親が本能的に子供の不安を和らげようとすることは逆効果をもたらす可能性が、米フロリダ大学(ゲインズビル)の研究者らによって示された。OCDの小児が手洗いなどの儀式的行為(手がきれいであるにもかかわらす強迫観念に反応して反復行動を行う)を終わらせる手助けをすれば、その場は収まるかもしれないが、のちに強迫行為を繰り返したいという子供の気持ちを強める可能性があるという。

同大学精神医学助教授のLisa Merlo氏は「子供が混乱すれば親はなだめようとするものだが、OCD患児の場合、世話をすることでOCDは悪化する。世話をすることは、子供の心中でOCDの正当性を実証することである。親が手助けをすればあまり悪化しないと思うかもしれないが、雪だるま式に悪化する」という。

医学誌「Journal of Consulting and Clinical Psychology(コンサルティング&臨床心理学)」2009年第2号(4月号)に掲載されたこの知見は、6〜18歳のOCD患児49人の分析に基づくもの。OCD症状が最も重い小児は、家族による子供の行動の世話も最も多かった。ただし、家族の“手助け”によって疾患が悪化する、または過剰な手助けによって発症時よりも重症になるかは断言できなかった。

分析後、被験者は認知行動療法のセッションに14回参加した。子供が自分の恐怖に立ち向かい、別の方法で対処する一方、保護者は子供に強迫行為がみられたときの対応を指導された。治療後、強迫行為や儀式的行為の際に家族が子供を手助けする頻度は有意に減少した。親の世話が最も減少した小児では、OCDの症状も最も改善した。

米ノースカロライナ大学(チャペルヒル)心理学准教授のJonathan Abramowitz氏は、この故意でないOCDの悪化は人間関係に縛られている成人でも個別の事例として報告されており、「これは成人の配偶者やパートナーでもみられ、OCD患者を助けようとして、結局、問題を悪化させる」と指摘。米国では、小児200人に約1人、成人50人に1人が強迫性障害を有すると推定されている。(HealthDay News 7月6日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=628233
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