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抗生物質は小児耳感染症の再発リスクを高める


[2009/07/15]

抗生物質は小児耳感染症の再発リスクを高める

抗生物質を繰り返し使用すると、幼児の急性耳感染症の再発リスクが20%増大することが、オランダの研究者らによって明らかにされた。研究者らは、幼児に対する抗生物質の使用はより慎重に行うよう呼びかけている。

研究の結果、初回感染時に抗生物質のアモキシシリンを投与した小児では63%に3年以内に耳感染症再発が認められたが、プラセボ群では43%であった。この知見は、耳感染症に対する抗生物質使用に関する研究に参加した生後6カ月から2歳の小児168人の保護者を対象に調査を行い、得られたもの。

アモキシシリン群では75例中47例に1回以上の耳感染症再発が認められたが、プラセボ群では86例中37例であり、アモキシシリン群の耳感染再発リスクが2.5倍高いことが示された。ただし、プラセボ群の30%が初回感染後に、耳、鼻、喉の外科手術を受けたが、アモキシリン群では21%であった。研究結果は、英国医師会誌「BMJ」オンライン版に7月1日掲載された。

研究を実施したオランダ、ユトレヒト大学医療センターのMoroeska Rovers氏らは、「アモキシシリンを投与した小児における再発率が高いのは、感染の初期段階で抗生物質を使用した結果、身体の自然な免疫応答が低下したためと思われる。抗生物質を使用することで、耐性菌の増殖という“好ましくない変化”が生じる可能性がある」と説明している。

同氏らは「抗生物質によって最初の耳感染症の期間が短縮され、重症度が軽減される可能性があると同時に、感染の再発率が増加し、抗生物質への耐性が高まるため、耳感染症の小児患者に対する抗生物質使用は慎重に行う必要がある」と述べている。(HealthDay News 7月1日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=628568
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