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アルコール関連疾患が世界的に増加


[2009/07/08]
アルコール関連疾患が世界的に増加

アルコールの消費量が増え、その関連疾患が増加している。全世界では死亡例25件のうち1件、健康関連の障害を抱えて生存する年数の5%がアルコールに関連していることが、新しい研究によって示された。

全世界の1人当たりの年間アルコール消費量は、純粋エタノール約6.2リットル/年分に相当(約12単位/週、1単位は10ml)する。欧州が11.9リットル相当(21.5単位/週)で最も多く、地中海東部が0.7リットル(1.3単位/週)で最も少なかった。また、男性は女性に比べて消費量が多く、高収入国の女性は低収入国の女性に比べて比率が高いという。

カナダ、中毒・精神衛生Addiction and Mental Healthセンター(トロント)のJurgen Rehm博士らは「これらの数値の解釈には、多くの成人(男性45%、女性66%)が飲酒を控えており、そのほとんどは一生飲まないことに留意する必要がある」としている。全世界の最新のデータが得られた2004年には、死亡例25件中1件(3.8%: 男性6.3%、女性1.8%)がアルコールによるものであった。

アルコール関連死は欧州が10%で最も多く、その中では旧ソビエト連邦諸国が15%と最も多かった。1人当たりの消費量からみると、東南アジアが最も多かった。アルコール関連死は2000年以降増加しており、これは主に飲酒する女性の増加によるという。主な死因は、損傷、癌(がん)、心血管疾患、肝硬変など。アルコール関連の疾患負担は高齢者よりも若齢者のほうが大きく、アルコールによる障害がみられた年数全体の34%が15〜29歳、31%は30〜44歳、22%は45〜59歳であった。

Rehm氏らは「2000年時点で疾患負担に対するアルコールの影響は喫煙とほぼ同様であるが、開発途上国が最も大きい。世界的に消費が増大し、特にインドや中国など最も人口の多い国で増大していることから、この知見は驚くにはあたらない。アルコール関連の害をより費用対効果的にコントロールできる戦略を知る必要がある」と述べている。研究結果は、英医学誌「The Lancet」6月27日号に掲載された。(HealthDay News 6月25日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=628444
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