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オピオイド薬を投与したラットでは脳卒中による損傷が少ない


[2009/07/01]
オピオイド薬を投与したラットでは脳卒中による損傷が少ない

オピオイド薬により誘発した冬眠状態が、脳の損傷や行動障害を軽減させることが、脳卒中モデルラットを用いた研究で明らかにされた。

米サウスフロリダ大学(フロリダ州)加齢・脳修復センターのCesar Borlongan氏は、「冬眠中および活動的なリスを用いた研究により “自然冬眠”には抗虚血作用があることが示されているが、今回、冬眠を誘発する薬剤によって同様の結果が得られることが示された」と述べている。

同氏は今回、米国立衛生研究所(NHI)の研究者らとともに、[D-ala2,D-leU5] enkephalin(DADLE)と呼ばれるモルヒネやヘロインと同種の薬剤をラットに投与し、その後、脳動脈の血流を遮断することによって脳卒中を誘発した。

研究の結果、脳卒中を誘発する前にDADLEを投与した群は非投与群に比べて、脳卒中後の行動試験で良好な成績を示した。同氏は「DADLEは、細胞死の進行と行動障害を予防した。冬眠を誘発することが判明しているこの物質が、脳虚血につきものの欠損を軽減するという今回この観察結果は、脳卒中治療の新しい薬理学的標的をもたらす」としている。

研究結果は、医学誌「BMC Biology(生物学)」オンライン版に6月17日掲載された。(HealthDay News 6月17日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=628122
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