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妊娠中の頻繁ないびきは妊娠糖尿病リスクを示すシグナル


[2009/06/23]

妊娠中の頻繁ないびきは妊娠糖尿病リスクを示すシグナル

いつもいびきをかく妊婦は、妊娠糖尿病を発現しやすいことが、新しい研究によって明らかにされ、米シアトルで開催された睡眠専門家協会(APSS)年次集会で報告された。いびきと妊娠糖尿病が関連づけられたのは今回が初めて。

米ノースウェスタン大学(イリノイ州)フェインバーグFeinberg医学部産婦人科助教授にまもなく就任するFrancesca Facco博士らは、健常女性189人を対象に、妊娠6〜20週目と妊娠第3トリメスター(25週から出産まで)に睡眠調査を実施した。

研究の結果、頻繁にいびきをかく(夜間週3日以上)妊婦の妊娠糖尿病発現リスクは14.3%であったが、いびきをかかない妊婦は3.3%であった。ボティー・マス・インデックス(BMI)、年齢、人種、民族など、妊娠糖尿病のリスクを高める可能性のある他の因子を考慮しても、やはり頻繁ないびきと妊娠糖尿病には関連が認められた。

Facco氏は「妊娠中の睡眠障害は心血管系や代謝に悪影響を及ぼすことがある。いびきは呼気流量が少なく、睡眠中の酸素供給量が低下しているサインであり、これが体内で一連のイベント(事象)を引き起こす場合がある。その結果、交感神経系が活性化され、夜間に血圧が上昇する。また、炎症性や代謝性の変化も引き起こし、糖尿病や耐糖能異常のリスクが高まる」という。

また、妊娠によっていびきをかきやすくなることも判明した。頻繁ないびきは妊娠初期では11%のみに認められたが、妊娠第3トリメスターでは16.5%であった。いびきと妊娠糖尿病が関連する正確な原因は不明だが、同氏は気道抵抗の増大を引き起こしうる体重増加と体液貯留による可能性を示唆し、いびきが気になる場合は睡眠の専門医を受診することを勧めている。

妊娠前には糖尿病と診断されていなかった妊婦に高血糖値がみられる妊娠糖尿病は、妊婦の約4%に発症すると推定され、発症した妊婦は将来、2型糖尿病になるリスクが高い。また、子どもにも在胎期間での巨大児化による分娩時の合併症、低血糖値、将来的な肥満、耐糖能異常、メタボリックシンドロームの発症などのリスクが生じる。(HealthDay News 6月11日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627863
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