健康美容NEWSモバイル
海外ニュース

強力な酸分泌抑制薬で骨折リスクが増大


[2009/06/19]

強力な酸分泌抑制薬で骨折リスクが増大

プロトンポンプ阻害薬(PPI)やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)と呼ばれる強力かつ広く使用されている酸分泌抑制薬は、胃酸分泌を抑制するが、股関節や大腿骨の骨折リスクを高めることが、新しい研究によって確認され、米シカゴで開かれた米国消化器病週間会議(DDW2009)で報告された。

今回の報告は、いくつかの他の研究の知見と合わせて、これらの薬剤が骨折リスクを高めるという意見を支持するもの。一般的なPPIにはオメプラゾールやランソプラゾール、esomeprazole、H2受容体拮抗薬にはシメチジン、ラニチジン、famotidineがある。これらの薬剤は通常、胃食道逆流性疾患(GERD)の治療に用いられる。

今回の研究で、米カイザーパーマネンテKaiser Permanente(サンフランシスコ)のDouglas A. Corley博士らは、これら薬剤の使用者3万3,752人と非使用者13万471人のデータを収集。研究の結果、股関節骨折が認められた患者では、PPIを2年以上使用している症例が30%高く、またH2受容体拮抗薬を服用している場合は骨折が生じる可能性が18%高かった。

1日1錠未満を服用している患者は骨折リスクが12%、1日平均1錠の患者では30%、1日1錠を超える患者では41%増大した。これらの薬剤を2年以上服用している50〜59歳の患者のリスクが最も高かったが、大多数の骨折は80〜89歳の患者に認められた。

Corley氏は「これらの薬剤は骨折リスクを高める可能性がある。決められた適応に対してのみ、最小有効量を服用すべきである。機序は不明だが、現段階ではリスクとの関連性を認識することが重要。小規模研究では、PPIが骨強度に必要なカルシウムの吸収力を60%低減させることが示されている。これらの薬剤の服用を中止すれば骨折リスクが低下する」という。

米マウントサイナイMount Sinai医科大学(ニューヨーク)のElton Strauss博士は「この問題は以前から論じられている。今回の研究の鍵は、薬剤を処方する医師と服用する患者双方の認識である。薬剤のリスクと便益の問題は昔からある」と述べている。(HealthDay News 6月2日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627675
Copyright © 2009 ScoutNews, LLC. All rights reserved.

つぶやく
関連ニュース
セ2/16 機能性表示食品の届出情報(GABA(ギャバ)[天真堂]等 追加3製品を公表)/消費者庁
セマキアージュ春の新色を発売/資生堂
セ米国の予防接種ガイドラインが更新される
関連ワードで検索
骨折酸分泌抑制薬
ソ今週のアクセスランキング
1.コーセー「スティーブンノル コレクション」ヘアケアがリニューアル
2.身長に関連する新しい遺伝子変異を発見
3.2/10 機能性表示食品の届出情報(パイナップル由来グルコシルセラミド[株式会社OEM]等 追加16製品を公表)/消費者庁
4.Bluetoothで測定データを簡単転送出来る体重体組成計を発売/オムロン ヘルスケア
5.機能性表示食品「アラプラス 糖ダウン」ヒット商品賞受賞/SBIアラプロモ
<jュース検索
新着 | 健康美容 | 海外ニュース | プレスリリース | 行政ニュース
 

健康美容NEWSモバイルTOP

【健康美容EXPO PC版】

お問合せ
Copyright(c)2007-2015 All Rights Reserved.
健康美容EXPO