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強力な酸分泌抑制薬で骨折リスクが増大


[2009/06/16]

強力な酸分泌抑制薬で骨折リスクが増大

プロトンポンプ阻害薬(PPI)やヒスタミンH2受容体拮抗薬(H2ブロッカー)と呼ばれる強力かつ広く使用されている酸分泌抑制薬は、胃酸分泌を抑制するが、股関節や大腿骨の骨折リスクを高めることが、新しい研究によって確認され、米シカゴで開かれた米国消化器病週間会議(DDW2009)で報告された。

今回の報告は、いくつかの他の研究の知見と合わせて、これらの薬剤が骨折リスクを高めるという意見を支持するもの。一般的なPPIにはオメプラゾールやランソプラゾール、esomeprazole、H2受容体拮抗薬にはシメチジン、ラニチジン、famotidineがある。これらの薬剤は通常、胃食道逆流性疾患(GERD)の治療に用いられる。

今回の研究で、米カイザーパーマネンテKaiser Permanente(サンフランシスコ)のDouglas A. Corley博士らは、これら薬剤の使用者3万3,752人と非使用者13万471人のデータを収集。研究の結果、股関節骨折が認められた患者では、PPIを2年以上使用している症例が30%高く、またH2受容体拮抗薬を服用している場合は骨折が生じる可能性が18%高かった。

1日1錠未満を服用している患者は骨折リスクが12%、1日平均1錠の患者では30%、1日1錠を超える患者では41%増大した。これらの薬剤を2年以上服用している50〜59歳の患者のリスクが最も高かったが、大多数の骨折は80〜89歳の患者に認められた。

Corley氏は「これらの薬剤は骨折リスクを高める可能性がある。決められた適応に対してのみ、最小有効量を服用すべきである。機序は不明だが、現段階ではリスクとの関連性を認識することが重要。小規模研究では、PPIが骨強度に必要なカルシウムの吸収力を60%低減させることが示されている。これらの薬剤の服用を中止すれば骨折リスクが低下する」という。

米マウントサイナイMount Sinai医科大学(ニューヨーク)のElton Strauss博士は「この問題は以前から論じられている。今回の研究の鍵は、薬剤を処方する医師と服用する患者双方の認識である。薬剤のリスクと便益の問題は昔からある」と述べている。(HealthDay News 6月2日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627675
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