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新しいタイプの糖尿病治療薬liraglutideの有効性を確認


[2009/06/15]

新しいタイプの糖尿病治療薬liraglutideの有効性を確認

新しいタイプの糖尿病治療薬であるliraglutide(リラグルチド)が、現在唯一米国食品医薬品局(FDA)に承認されている同クラス(GLP-1受容体作動薬)のexenatide(エクセナチド、商品名:Byettaバイエッタ)よりも優れていることが、両剤を直接比較した新しい研究によって示された(※両剤とも注射剤、日本国内未承認・申請中)。この知見は、英医学誌「The Lancet」オンライン版に6月8日掲載されるとともに、米ニューオーリンズで開かれた米国糖尿病協会(ADA)年次集会で報告された。

Liraglutideは、体内で産生され、インスリン産生を刺激するホルモンであるグルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)をアナログ化したもの。米ノースカロライナ大学医学部のJohn Buse博士らは、同薬を製造しているノボ ノルディスク社の資金援助を受けて今回の26週間の第III相試験を実施した。

同氏らは、コントロール不良の2型糖尿病成人患者464例を、liraglutide 1.8mg 1日1回投与またはexenatide 10μg 1日2回投与のいずれかに無作為に割り付けた。全例、糖尿病の標準治療薬であるメトホルミンまたはスルホニル尿素(SU)薬、あるいはその両方を最高用量使用していた。

研究の結果、liraglutide群は exenatide群よりも血中HbA1C(グリコヘモグロビン)測定値に基づく血糖コントロールが良く、平均空腹時血糖値が2倍以上低下した。ただし、食事直後の血糖値低下にはexenatideが有効で、liraglutideは食事前や空腹時に有効であることが示された。また、liraglutide群では平均約7ポンド(約3.2kg)、exenatide群では約6.4ポンド(約2.9kg)体重が減少した。

同氏は「この知見は、liraglutideが2型糖尿病、特に体重減少と低血糖症リスクが大きな問題となる場合に治療選択肢となることを示唆している」という。別の専門家は同誌の論説で、「liraglutideはexenatideに比べて良好な血糖コントロールを示し、忍容性も良好であることが示された」としている。

今回の研究は、昨年(2008年)9月に同誌に掲載された標準薬グリメピリド(SU薬)との比較研究に続くもの。専門家は「他のGLP-1製剤と同様、liraglutideは天然分子の利点をすべて持ち、長時間の作用効果を持つ。まずインスリン産生を刺激し、血糖値の管理に有用なホルモンであるグルカゴンの膵臓からの分泌を促進し、食欲も低下させる」と説明している。(HealthDay News 6月8日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=627832
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