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高齢者の疼痛管理にオピオイド薬を推奨−新ガイドライン


[2009/05/22]

高齢者の疼痛管理にオピオイド薬を推奨−新ガイドライン

米国老年医学会(AGS)が作成した高齢者に対する新しい疼痛管理ガイドラインでは、持続性疼痛に対する非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)やcox-2阻害薬の使用を大幅に減らし、オピオイド薬を推奨している。新ガイドラインは、同学会誌「Journal of the American Geriatrics Society」8月号に掲載の予定。

従来のガイドラインでは、高齢者の持続性疼痛に対してオピオイド系薬剤を処方する前に、アスピリンやイブプロフェンなどNSAIDやcox-2阻害薬の市販薬(OTC)または処方薬の使用を推奨していた。しかし、高齢者ではこれら薬剤による心血管や消化管、その他のリスクが便益を上回ることが多いため、厳選した患者に対して極めて慎重に使用すべきであるという。

新ガイドラインでは、中等度から重度の疼痛を有するか、疼痛による生活の質(QOL)の低下がみられる全高齢患者に対してオピオイド療法を検討すべきであり、これはNSAIDの長期使用よりも安全であることが多いとしている。ガイドラインを作成したBruce Ferrell博士は「高齢者の持続性疼痛に対する最も一般的な管理方法は薬剤の使用であるが、これはリスクが最も大きい分野でもあるため、今回は薬物療法に着目した」と説明している。

持続性疼痛は高齢者では一般的である。疼痛がある場合に無視をしたり、正しい治療を行わなかった場合には、転倒や睡眠障害、抑うつおよび不安といった問題が生じることがある。AGS会長のCheryl Phillips博士は「高齢者はより複雑な疾患にかかりやすいため、明確かつ的確な疼痛管理計画が必要となる」と述べている。(HealthDay News 5月7日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=626835
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