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若手医師への処方研修が高齢患者に対する理解を深める


[2009/05/11]

若手医師への処方研修が高齢患者に対する理解を深める

特定の研修やツールが、若い医師の高齢患者に対する薬剤処方業務の改善に有用であることが、2つの新しい研究によって示され、米シカゴで開かれた米国老年医学会(AGS)年次集会で報告された。

高齢者では、多くが一度に複数の薬剤を服用する傾向があることから、その処方がより大きな課題となる。今回の研究は、副作用の発生や薬物相互作用のリスク増大を予防し、服薬スケジュール維持のために生じうる身体的、精神的または経済的な問題に対する解決法を見出すために実施された。

1つ目の研究では、米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルティモア)のLynsey Brandt博士らが、同大学ベイビューメディカルセンターで内科研修医に教えられる高齢患者向けの“思慮深い処方(thoughtful prescribing)”の4週間プログラムについて検討。研修医は、教室学習に加え、患者の処方薬と市販薬の使用を再検討する特別なワークシートを使用した。

その結果、約4分の3の研修医は、患者がすでに使用している薬剤との相互作用が生じうる薬剤が処方されていることを学び、約22%は、高齢患者が不適切と思われる処方薬を1つ以上使用していることを学んだ。Brandt氏は「この知見により、簡潔な自己決定ツールを用いることで、処方の重要な原則に対する研修医の認識を高められることが示された」と述べている。

2つ目の研究は、高齢者と複数の薬剤を用いた多薬療法(polypharmacy)に関する米ウィスコンシン医科大学(ミルウォーキー)プログラムをレビューしたもの。同プログラムでは、医学生と研修医に1週間、キャンディを用いた“薬物療法”を複雑な処方計画に従って受けさせた。実際の経験によって、学生は、高齢者の疾患や心理的な問題など、服薬スケジュールを維持しようとするときに高齢者がぶつかる障壁(バリアー)を学び、これらの問題の解決法について他の学生や教職員と議論した。

プログラム前後に記入された質問票から、参加者は、高齢者が複数の薬剤を使用する際に生じる問題に関する知識がかなり増え、高齢者に対する処方数や用量を減量しようと考えていることが判明した。研究を実施したKathryn Denson博士は「患者の立場を理解することは、薬剤の減量や患者の正しい薬剤使用のために、医師と患者の双方が行える変更について具体的に考えるのに有用である」と述べている。(HealthDay News 5月1日)

http://www.healthday.com/Article.asp?AID=626585
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