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元NFL選手30人が研究のため脳提供を表明


[2017/02/13]
元NFL選手30人が研究のため脳提供を表明

米プロアメリカンフットボールリーグNFLの元選手30人が、慢性外傷性脳障害(CTE)の研究のため、死後に自身の脳を提供することを新たに表明した。脳震盪レガシー財団(Concussion Legacy Foundation)によると、反復的な脳震盪や頭部への衝撃はCTEを誘発すると考えられているという。多数のNFL選手が死亡後にCTEと診断されているが、明確な診断は解剖でしかできない。

先月には、元NFL選手が競技中の頭部外傷に起因する長期的な脳障害を発症した場合の賠償を求める訴訟で、10億ドルの和解案が米国最高裁判所により支持されている。

1976〜1988年にサンフランシスコ・フォーティナイナーズのオフェンスラインマンとして活躍し、プロボウルに3回選出されたランディ・クロス氏は、「元選手として、これからアメリカンフットボールを始めようとする大人や子どもたちのことを思うなら、提供しない理由はない」と話す。さらに、元マイアミ・ドルフィンズのキース・シムズ氏、元ワシントン・レッドスキンズのショーン・スプリングス氏も脳提供を表明。「研究の助けになるなら、喜んで提供する」とスプリングス氏は述べている。

ロサンゼルス・ラムズで活躍したメル・ファー・ジュニア氏も脳提供を約束した1人。ファー氏の父親でデトロイト・ライオンズからプロボウルに選出されたメル・ファー氏は、2015年に死去した際に進行CTEであったことが判明した。同財団によれば、アメリカンフットボール選手にとどまらず、サッカー選手のブランディ・シャステイン氏やレーシングドライバーのデイル・アーンハート・ジュニア氏をはじめ、この9年間で計1,467人のスポーツ選手や退役軍人が脳提供を申し出ているという。

同財団は2008年に米ボストン大学および米国退役軍人省との協力により脳バンクを設立。脳震盪、筋萎縮性側索硬化症(ALS)をはじめ、脳外傷に関連する症状に焦点を当てた世界最大のCTE脳バンクとなっている。これまでに385人の脳が提供され、そのうち240人以上がCTEと確定された。財団の共同創立者でCEOのChris Nowinski 氏は、「脳提供は、現役アスリートや元アスリートが脳外傷の研究に貢献できる素晴らしい方法である」と述べるともに、「脳バンクの研究はCTEの予防法や治療法を知るうえで不可欠なステップであり、診断や治療に関する数々の研究を開始するヒントとなっている」と付け加えている。(HealthDay News 2017年2月3日)


https://consumer.healthday.com/cognitive-health-information-26/concussions-news-733/30-former-nfl-players-pledge-their-brains-for-research-719353.html
Copyright (c) 2017 HealthDay. All rights reserved.

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