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患者自身の脂肪を用いた乳房再建の安全性


[2016/02/16]
患者自身の脂肪を用いた乳房再建の安全性

がん手術後に患者本人の脂肪細胞を用いて乳房再建を行っても、乳がんの再発や新規のがん発症のリスクは上昇しないことが、新たな研究で示唆された。研究グループによると、この処置は「リポフィリング(lipofilling)」と呼ばれ、腹部やその他の身体部位から脂肪を採取し、乳房に注入して外見を向上させるものだという。

「Plastic and Reconstructive Surgery」2月号に掲載された今回の報告によると、この手技は乳房の部分切除または全切除の後、安全に施行できるという。研究の筆頭著者である米ヒューストンの形成外科医Steven Kronowitz氏は、「われわれの症例対照研究の結果、乳房再建の一環としてリポフィリングを利用することは安全であり、乳がんの再発・新規発症のリスクは上昇しないことが示された」と述べている。

今回の研究では、がんに関連する乳房手術の後にリポフィリングを受けた女性1,000人強を対象とした。対象者の3人に1人は乳がんの遺伝的リスクが高く、予防のために乳房切除術を受けた女性であった。この集団の乳がん新規発症または再発の確率を、リポフィリングを用いない乳房再建術を受けた類似する集団と比較した。がんによる乳房切除後にリポフィリングを受けた女性については、約5年間追跡した。

全体として、リポフィリングを受けた女性と受けていない女性のがん再発率に差はみられなかった。乳房・周辺組織のがん再発のほか、他の身体部位に転移する全身性のがんの再発についても同じ結果だった。予防的乳房切除術を受けた女性で乳がんを発症した人はいなかった。リポフィリングによる乳房再建を受け、ホルモン療法を受けた女性ではがん再発リスクがやや高いことがわかった。

Kronowitz氏らは、「形成外科医は乳房再建の一環としてリポフィリングを利用することが増えているが、乳がんの発症・再発リスクに影響する可能性を懸念する医師も多かった。今回の結果は、乳房再建にリポフィリングを利用しても安全であり、乳房切除後の乳がんの再発・発症リスクを上昇させないことを示す新たなエビデンスとなった」と述べている。(HealthDay News 2016年2月8日)

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/breast-cancer-news-94/is-fat-from-another-area-of-body-safe-for-breast-reconstruction-707554.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考情報)
論文アブストラクト(ジャーナルサイトが2/15時点で一時的にダウンしています):
http://journals.lww.com/plasreconsurg/Fulltext/2016/02000/Lipofilling_of_the_Breast_Does_Not_Increase_the.1.aspx
Pubmedアブストラクト:
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26818270

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