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C型肝炎でパーキンソン病リスク上昇の可能性


[2016/01/07]
C型肝炎でパーキンソン病リスク上昇の可能性

C型肝炎ウイルスに感染すると、パーキンソン病のリスクも上昇する可能性が新たな研究で明らかにされた。

研究著者の中国医薬大学(台湾)のChia-Hung Kao氏は、米国神経学会(AAN)のニュースリリースのなかで「パーキンソン病の発症には、環境因子を含めた明らかに多数の因子が関与している。しかし、台湾の国民健康保険の研究データベースを用いた今回の研究から、C型肝炎ウイルスによる肝炎が(パーキンソン病の)発症リスクを上昇させる可能性が示唆された」と述べている。ただし、因果関係は明らかにされていない。

パーキンソン病財団(PDF)のBeth Vernaleo氏は、「今回の結果は興味深いが、C型肝炎患者がパーキンソン病のリスクを懸念すべきだと提唱する段階ではない。とはいえ、今回の研究で潜在的な危険因子の1つが浮き彫りとなった。さらに詳しい研究を要するだろう」と述べ、今後の研究でも同じ結果が得られれば、公衆衛生上大きな意味をもつと付け加えている。

今回の研究では、肝炎患者約5万人(うちB型肝炎が71%、C型肝炎が21%、B型とC型の重複感染が8%)と、肝炎でない対照群20万人弱について検討した。平均12年の追跡の結果、肝炎患者のうち270人がパーキンソン病を発症し、このうち120人がC型肝炎だった。肝炎でない集団では1,060人がパーキンソン病を発症した。

年齢、性別、糖尿病などの他の因子を考慮しても、C型肝炎患者はパーキンソン病リスクが30%高いとの結論が得られた。しかし、B型肝炎患者やB型とC型に重複感染している患者では、リスク上昇は認められなかったという。この知見は「Neurology」オンライン版に2015年12月23日掲載された。

世界保健機関(WHO)によれば、世界で推定1億5,000万人がC型肝炎に罹患している。C型肝炎ウイルスは汚染された注射針や分娩により感染し、重篤な合併症をきたすことがあるが、多くの患者は症状がほとんどなく、感染に気づいていない。肝炎は輸血によっても伝播するため、米国では1992年以降、提供された血液についてもれなくC型肝炎ウイルスのスクリーニングを実施している。(HealthDay News 2015年12月23日)

http://consumer.healthday.com/infectious-disease-information-21/hepatitis-news-373/people-with-hepatitis-c-at-greater-risk-for-parkinson-s-study-finds-706411.html
Copyright (c) 2016 HealthDay. All rights reserved.

(参考文献)
論文アブストラクト:
http://www.neurology.org/content/early/2015/12/23/WNL.0000000000002307.short

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