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狩猟採集民と都会人の睡眠習慣に差はみられず


[2015/10/27]
狩猟採集民と都会人の睡眠習慣に差はみられず

多くの人を悩ませる睡眠不足の原因は、必ずしも慌ただしい都会の生活だけにあるわけではない可能性が、新たな研究で示された。ボリビア、ナミビア、タンザニアの3つの伝統的な狩猟採集民の睡眠習慣を追跡した結果、睡眠のタイミングや持続時間には「現代的な」生活を送る人々との差はみられないことがわかったという。

研究を実施した米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のJerome Siegel氏はニュースリリースのなかで、電気、テレビ、インターネットなどの普及によって睡眠時間が「自然レベル」よりも短くなっているために睡眠薬を飲む必要があるという考え方に対して、今回の知見は重要な意味をもつものだと述べている。この研究は、「Current Biology」に10月15日掲載された。

今回の研究では、異なる地域の3つの狩猟採集民族(タンザニアのハッツァ族、ナミビアのサン人、ボリビアのチマネ族)の計94人の睡眠習慣を追跡。いずれの民族も、1日の平均睡眠時間は6.5時間弱だった。(電気による照明がない場合でも)日没の約3時間後に眠りにつき、日の出の前に目覚め、昼寝の習慣はないのが典型であることがわかった。いずれも現代社会の睡眠習慣に近いものだと、研究グループは付け加えている。

「このような民族の睡眠時間が短いという事実は、『現代世界』では睡眠時間が大きく損なわれているという見解に疑問を呈する」とSiegel氏はいう。研究チームはさらに、狩猟採集民の睡眠は光よりも気温との関係が深いとの考えを示している。気温が下がると眠りにつき、夜間の最も気温の低い時間帯には眠り続ける傾向がみられたという。

しかし一方で、これらの狩猟採集民の間では、米国ではよくみられる問題である慢性的な不眠症はほとんどみられないこともわかった。これは重要な知見だと考えられる。「彼らをとりまく自然環境のさまざまな側面を取り入れることが、米国人口の20%以上が悩む不眠症をはじめ、特定の睡眠障害の治療に有効と考えられる」と同氏は述べている。(HealthDay News 2015年10月15日)

http://consumer.healthday.com/sleep-disorder-information-33/misc-sleep-problems-news-626/tribal-study-finds-short-sleep-isn-t-only-a-curse-of-modern-age-704174.html
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