健康美容NEWSモバイル
海外ニュース

小児期に凍結した卵巣組織から出産に成功


[2015/06/22]
小児期に凍結した卵巣組織から出産に成功

27歳の女性が、小児期に摘出して凍結していた自身の卵巣組織から健康な子を出産することに成功したという。「この知見は、早期卵巣機能不全のリスクの高いあらゆる小児にとって、将来の生活の質を向上させる希望のメッセージとなる」と、研究を率いたベルギー、ブリュッセル自由大学のIsabelle Demeestere 氏は述べている。

米ノースショア大学病院(ニューヨーク州マンハセット)のAvner Hershlag氏(今回の研究には関与していない)によると、若い女性ががんなどの重篤な疾患で生殖能を損なう可能性のある治療を必要とする場合、パートナーのいる女性であれば胚を凍結保存することができるし、独身女性であれば14歳前後から卵子を凍結保存することが可能だという。しかし、思春期前の小児の場合は卵子の凍結は不可能であるため、この手法はその代替となるものだと説明している。

「Human Reproduction」に6月10日掲載された今回の知見によると、女性はコンゴ共和国で生まれ、小児期に鎌状赤血球貧血と診断され、11歳でベルギーに移住して骨髄移植を受けた。骨髄移植では免疫系を抑制する化学療法を使用するため、卵巣機能が永久に失われる可能性がある。後に妊娠、出産する能力を保存するため、医師らは女性が13歳の時点で右の卵巣を摘出し、組織片を凍結した。

骨髄移植は成功したが、合併症により女性の残された卵巣は機能を失った。10年後に女性が妊娠を望んだため、医師らは凍結した卵巣組織の一部を解凍して女性の体内に戻した。移植された組織はホルモンに反応し、5カ月後に月経が始まり、それ以降は定期的な月経周期が持続した。2014年11月、女性は27歳で約3,100gの健康な男児を出産したという。卵巣は正常な機能を維持しており、望めばさらに子をもつことも可能だとDemeestere氏は話す。

「この治療法は小児でも実行可能であり、有効である」と同氏は述べ、もし移植片の機能が停止した場合は、残りの凍結組織を再度移植することも可能だと付け加えている。ただし、この女性は卵巣摘出の時点で月経はまだなかったが、思春期は始まっていたため、思春期前の女児でもこの処置が成功するかどうかは明らかにされていないという。(HealthDay News 6月10日)

http://consumer.healthday.com/cancer-information-5/mis-cancer-news-102/woman-gives-birth-from-ovary-tissue-frozen-in-childhood-700246.html
Copyright © 2015 HealthDay. All rights reserved.

つぶやく
・関連ワードで検索
卵巣組織凍結
・今週のアクセスランキング
1.10/31 機能性表示食品の届出情報(リファイン 動き軽やかサポート/乳由来スフィンゴミエリン《花王》)等[追加8件 / 合計1,557件]/消費者庁
2.鶏ムネ肉プラズマローゲン摂取による認知機能低下予防作用を発表
3.ダイエットサポート飲料「コバラサポート グレープフルーツ風味」を発売/大正製薬
4.特定商取引法違反の連鎖販売業者に対する業務停止命令(9か月)及び指示について/消費者庁
5.女子高生と作るオープンイノベーション型プロジェクト「POSME(ポスメ)」を開始/資生堂
・ニュース検索
新着 | 健康美容 | プレスリリース | 行政ニュース
 

健康美容NEWSモバイルTOP

【健康美容EXPO PC版】

健康美容EXPO 事務局

会社概要  利用規約  個人情報保護ポリシー

お問合わせ

Copyright(c)2007-2019 All Rights Reserved.
健康美容EXPO