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DSMニュートリションジャパン / オリーブ果実抽出素材に関するセミナーを開催


[2007/02/22]

DSMニュートリションジャパン(株)(本社東京都港区、加藤久明副社長)は22日、東京・ホテルオークラで「サイエンスセミナー」を開催した。 最初に登壇したのは、独立行政法人・農業・食品産業技術総合研究機構・近畿中国四国農業研究センターの関谷敬三・特産作物機能性グループ長。「オリーブ果実ヒドロキシチロソールの健康機能」と題し講演した。まず脂肪酸の1つである“アラキドン酸”が血小板にある酵素“シクロオキシゲナーゼ”で代謝されることにより血栓を引き起こす“トロンポキサン”が作られ、また酵素“12-リポキシゲナーゼ”で代謝されることにより動脈硬化やアレルギー性疾患の原因となる“12−HETE”が作られ、さらに白血球にある酵素“5−リポキシゲナーゼ”で代謝されることにより炎症やアレルギー反応を引き起こす“ロイコトリエン”が作られると説明。従って、これらの酵素の活性を阻害すれば、動脈硬化や炎症、アレルギー性疾患に有効であるとした。 そこで、100種類以上の食品について“アラキドン酸”代謝酵素を阻害する効果を調べたところ、“12−リポキシゲナーゼ”を阻害する活性が強く、“シクロオキシゲナーゼ”を中程度に阻害活性を示し、“5−リポキシゲナーゼ”の強い阻害活性が認められるものとして「オリーブ」を特定、活性成分は“オリーブポリフェノール”の可能性が高いと結論づけた。また“オリーブポリフェノール”のうち、最も高い活性成分として“ヒドロキシチロソール”を特定した。特に白血球細胞内で酵素“5−リポキシゲナーゼ”に対し強い活性を示し、細胞に入りやすいことが分かった。 “ヒドロキシチロソール”はDPPH法によるフリーラジカル消去能でも、“ビタミンE”が13μMだったのに対し、0.26μMと高い抗酸化力を示した。この抗酸化力により、動脈硬化の原因であるLDL(悪玉コレステロール)がさらに悪化した酸化LDLになるのを強力に防ぐことも分かった。また、この“ヒドロキシチロソール”は、オリーブ果実からオイルを抽出した後の果実残渣に多く含まれていることも判明した。 次に同社・ヒューマンニュートリション本部・平松浩次郎テクニカルマネージャーが「『HIDROX (R)6%』の市場へのアプローチについて」と題し講演。「HIDROX(R)6%」は、“ヒドロキシチロソール”を2.5%以上含有するオリーブ果実抽出物であり、有機農法で栽培されたオリーブ果実から製造され、その製法は米国で製法特許を取得しており、日本でも特許出願中だとした。同社では特に1000万人以上いるといわれる関節炎患者をターゲットに、関節症を軽減する一般食品・サプリメントとして展開する考えを示した。安全性試験はラットによる試験で立証済みだという。有効性については2件の臨床試験を行っている。1つは「変形性関節症/関節リュウマチ患者に対する二十盲検ランダム化プラセボコントロール試験」で、関節症の低減作用が認められた。もう1つは「高脂血症患者に対するオープンラベル試験」で血中LDLが低減した。また海外の「HIDROX(R)6%」を使用した事例として全粒パンや“グルコサミン”と組み合わせたサプリメントなどを提示した。

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