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食品安全委員会 / “アガリチン”の復帰突然変異試験の結果を報告


[2006/08/25]
食品安全委員会は24日、「第156回食品安全委員会」を開催。厚労省食品安全部が、「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」の遺伝毒性試験における"アガリチン"の関与を検証するため行った復帰突然変異試験の結果を報告、今後実施する追加試験についても発表した。 試験は大腸菌WP2uvrA/pKM101株を用い、検体A("アガリチン"の標準品)、検体B(「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」ロット1)、検体C(「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」ロット2)、検体D(「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」ロット3)の遺伝毒性を検索した。異なるロットの検体を用いたのは、消費期限により含有する"アガリチン"の量が異なるため。その結果、全ての検体で遺伝毒性陽性を示したが、−S9mix条件下(酵素を加えない条件下)では「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」検体が"アガリチン"よりも10倍以上低い用量で遺伝毒性を示した。 また"アガリチン"及び「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」を過熱分解処理した標本において同様の実験を実施したところ、−S9mix条件下で変異原性(遺伝物質であるDNAや染色体に損傷を与え突然変異を起こす性質)を示した。最高用量では"アガリチン"分解物は陰性対象の10倍、「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」分解物では2~3倍の復帰株数を示し、異常な遺伝特性があることが分かった。しかし、+S9mix条件下(酵素を加えた条件下)では全ての検体で陰性対照の2倍を超えなかった。この結果、"アガリチン"を分解することで、"アガリチン"及び「キリン細胞壁破砕アガリクス顆粒」の変異原性が減弱することが示唆された。 今回の試験で"アガリチン"が主要な変異原性物質であることが確認されたが、一方"アガリチン"より10倍以上低い用量で遺伝毒性を示したことなどから、委員からも「"アガリチン"以外の物質の関与が考えられるのではないか」という質問が飛び、「その可能性は否定できない」と回答する場面もあった。 このため、今後さらにラットの標的臓器における遺伝毒性の有無を明確にするため、トランスジェニックラット(遺伝子導入ラット)の臓器を用いたin vivo遺伝子突然変異試験を実施する考え。
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