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トクホ広告自主基準を改定


[2011/02/17]

(財)日本健康・栄養食品協会(東京都)は、「特定保健用食品(トクホ)」適正広告自主基準の〔改定版〕を公表した。消費者庁などの意見を踏まえ、同協会特定保健用食品部門技術部会で、改定作業を進めていた。

今回の改定では、消費者の誤認を招きかねない表現・表示等の排除に力点が置かれている。例えば、作用メカニズムについての項目では、“トクホの関与成分には医薬品に似たメカニズムのものがあり、広告の中でこのようなものについてメカニズムを強調しすぎると、トクホの特性を誤認させることにつながる”とある。

安全性については、“この製品はヒトでの安全性評価試験を行っており、その安全性が確認されています”は問題なく、“この製品は特定保健用食品の許可により安全であることを確認しております”はNGとなっている。トクホ表示の“過大活用”による消費者の誤認防止への厳格な線引きといえる。

配合成分についての注意事項としては、“トクホマークの近傍に「○○配合」とだけ表示することは、○○が関与成分であるかのように誤認させるので避けること”とある。これも、トクホ表示に便乗した消費者の混乱を招きかねない広告で、改定版では注意を促している。

テレビを使用した広告においては、瞬間的にグラフが出ることで優良誤認させることがあるので、“15秒や30秒などの瞬時に流れてしまうコマーシャルでのグラフの使用は控えること”とされた。

同協会は、消費者団体代表・ジャーナリストとの意見交換を行い、消費者庁食品表示課と意見交換を重ねた今回の改定案を「関係企業、また、広告を実施する流通・メディア関係各位に参考として活用いただき、許可表示の範囲内での広告表現等、自主基準〔改定版〕を遵守された広告を活用することにより、トクホの消費者への正しい理解と適切な活用の推進となり、ひいては国民の健康の維持・増進が図られ、今後ますますトクホの普及に役立つことを願っている」としている。

トクホに関しては、エコナ問題後、消費者庁による「健康食品の表示に関する検討会」が開催され、広告における違反事例が多いとの指摘があがっていた。そうしたことなどもあり、ヘルスクレームが謳える健康食品としての信頼が揺らぎ、市場にも影響が出ていた。

自主基準は、国民の健康維持・増進に寄与すべく開発された健康効果等に関する表示が消費者庁により認可・承認された製品であるトクホが、適正な範囲内での広告表現により普及することが、消費者のトクホの理解を深め、その健康の維持・増進に役立つとの考えから平成19年6月に作成された。

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