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大豆摂取が食生活・食行動に与える影響


[2011/02/01]
大豆摂取が食生活・食行動に与える影響
「大豆で栄養プロジェクト」はこのほど、大豆摂取による食生活・食行動の変化、健康状態の変化を検証し、その結果を報告した。跡見学園女子大学マネジメント学部生活環境マネジメント学科、石渡尚子教授指導の下、首都圏に在住する20歳〜40歳の女性40人を対象に行った。

試験は、大豆摂取量ではなく、“1日2回”という回数を意識して食行動の変化を検証した。摂取量などによる、健康効果ではなく、摂取による食行動の変化にフォーカスしたものは、過去に例がなく、ユニークな検証となった。

対象者を大豆摂取群22人、通常食の対象群18人の2つのグループに無作為で分類し、大豆・大豆製品1回の摂取量は規定せず、日常食べている量を1回とした。開始直前に写真データを使い、1週間の食事内容を調査し、健康状態や排便状況のアンケート調査を実施した。

その結果、食事内容では大豆摂取群は対象群と比べ、肉類、油脂、食塩(P<0.05)、卵、淡色野菜(P<0.01)が有意に減少し、豆・豆製品(P<0.01)は有意に増加した。摂取回数が増加した大豆製品は、豆腐、豆乳、煮豆、黄粉だった。

食事パターンでは、回数の変化はなかったが、間食の回数が、大豆摂取群では特に有意に減少した。食生活の満足度は、対象群が低下したのに対し、大豆摂取群では向上傾向がみられた。

健康面では、大豆摂取群で体重およびBMIに有意な減少が認められた。また、排便回数の変化はなかったが、便の状態が大豆摂取群で有意に柔らかくなっていた。疲れ、寝つきの改善もみられた。

石渡教授によると、「1日2回大豆・大豆製品の摂取を心掛けることで、卵や肉類、油脂、乳製品といった欧米型食生活に特徴的な食品の摂取量を抑制することができ、日本型食生活へ近づく可能性が示唆された。摂取量でなく、回数を意識する方法は一般の人にも分かりやすい。今後は食事パターンの変化について、詳細な分析を実施する予定。」とのこと。

大豆製品を摂取するという意識が食生活を変えたのか、ほかのメニューとのバランスを考え、自ずと肉類や油脂の摂取が抑制されたのか…。そのあたりが、明確になってくれば、“大豆パワー”のすごさが、さらにクローズアップされそうである。

「大豆で栄養プロジェクト」は、優れた栄養食である大豆について、改めてその価値を広く社会に伝え、毎日の生活の中で「意識して」大豆を食べる習慣を作っていくことによって、食生活そのものを改善。その結果、栄養バランスの優れた豊かな食生活、健康的なライフスタイルを送ってもらうことを目的として活動している。

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