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日本アマニ協会 / アマニと生活習慣病セミナーを開催


[2006/06/07]
日本アマニ協会(所在地東京都渋谷区、梅本秀丸代表理事)は1日、カナダ大使館にて「アマニと生活習慣病」セミナーを開催、定員100名を超す177名を集めた。 まず、トロント大学医学部のリリアン・トンプソン教授による講演「アマニとそのリグナンは生活習慣病のリスクを軽減できるのか?」では、アマニに含まれる"リグナン"の抗腫瘍作用及び研究結果を中心に解説した。"リグナン"はファイトエストロゲンという天然の化合物の一種で、繊維成分の多い穀物や豆類などに多く含まれる。現在判明している中でアマニは最も"リグナン"を含有する植物であることを説明した。 "リグナン"にはSDG(セコイソラリシレシノール配糖体)が含まれている。SDGは植物性エストロゲン様の働きをするほか、抗酸化剤として働く。また、マウスを用いた試験では、SDGの摂取により腫瘍の数量、大きさ、転移の頻度と低下が認められたことを発表した。 哺乳類がSDGを摂取すると腸内細菌により、ヒトリグナンに変換される。ヒトリグナンは性ホルモンの代謝に関与し、ホルモンの分泌を阻害する。従ってSDGが、特にホルモン代謝が関与する乳ガンや前立腺ガンなどに対して効果が認められると説明した。また、このほかの抗ガン作用については、追加試験が必要だとした。 次に国立健康・栄養研究所の基礎栄養プログラムリーダー、江崎治氏による講演「生活習慣病とn-3系脂肪酸」では、アマニ油に必須脂肪酸のn-3系脂肪酸が50%含まれ、魚にも多く含まれると説明。n-3系脂肪酸は血中の中性脂肪を減少させ、動脈硬化などにつながる硬化した細胞膜に柔軟性を与えることで、生活習慣病のリスクを低減させる作用があることを述べた。また欧米人と比較して日本人に心筋梗塞が少ない理由の一つに、魚の摂取量が多いことを挙げた。 厚労省が定めた食事摂取基準によると、n-3系脂肪酸の1日摂取量を2.0〜2.9g以上と推奨している。普段の食生活では不足しがちになるため、魚を1日に1回は摂取することが望ましいとした。 同協会は昨年に設立され、欧米ではアマニの栄養価が広く認知され、数多くの食品や医薬品に取り入れられているのに対し、国内ではまだ馴染みの薄い食材であることからセミナーなどを通じてアマニの普及活動を行っている。
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