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わずかな力で真空実現する逆止弁付脱気袋


[2010/06/11]
わずかな力で真空実現する逆止弁付脱気袋

布団・衣類向け圧縮袋などで導入、活用されるケースが多い逆止弁。密封した後に袋内部の空気を抜く作業が意外に重労働で、大型袋に至っては吸引のための装置が必要になることもある。こうしたなか、脱気のための圧力(作動圧)が極めて低い新たな「逆止弁」を開発し世界特許を取得するコンパック(奈良県橿原市)は、「逆止弁付脱気袋」の機能性を最大限に訴求し、鮮度保持、酸化防止など食品分野の需要獲得へ積極的な営業提案を開始する。

同社は、逆止弁付袋の開発・製造販売(食品脱気袋・空気充填袋・販促商品など)、知的所有権商品の製造・販売卸などを目的に2005年に創業。製袋加工を中心に各種プラスチック製品の成形・加工を行い、ユニークな形状の製品を数多く手掛けている。布団・衣類圧縮袋、食品真空用袋、OEM商品や販売促進用商品の製造で着実に事業を拡大。逆止弁については世界特許を取得し、用途に応じた弁開発を進めており、世界市場で同社の弁製品が導入されている。

こうした実績を基に今回提案する「逆止弁」は食品分野向けに開発されたものだ。逆止弁部分に不織布を使用し、空気を抜く際の濾(ろ)過機能を持たせた構造となっており、バルブ内部に空気の逆流や異物の侵入がないという特徴を持つ。

しかも脱気の際にバルブにかかる負担はゼロに近く作動圧が小さいため、袋内部の空気を抜くために袋を巻き上げる(ローリング)といった手間をまったく必要とせず、手によるわずかな力で押すだけの簡便さで空気が抜け出ていく。子どもから高齢者に至る幅広い年齢層で使用が可能。密封用のチャック機能と逆止弁の効果で脱気ポンプなどを必要としない。

食品分野には、簡単に脱気ができ真空に近い雰囲気を袋内に作れることから酸化を抑え、鮮度保持に寄与する機能性を提案する。さまざまな弁構造の工夫で、固体、粘体、粉体など性状を選ばず、中身に応じ変化させれば多目的に用途活用が期待できる。

規格サイズは240×290mmを用意。これ以外には幅が最大360〜最小150mm、長さ最大550〜最小220mmまでの製品供給が可能という。

同社では、自社で保有する逆止弁技術を用い、機能付き製品の共同開発にも取り組む意向を持っており、今後幅広く提案を行っていく考えだ。ほかに布団圧縮袋の製造で、培ったノウハウを生かし大型密封袋の製袋加工も行っている。

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