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日健栄協 / CoQ10講演会に米国CRN・ハズコック博士を招致


[2006/03/29]
日健栄協 / CoQ10講演会に米国CRN・ハズコック博士を招致
(財)日本健康・栄養食品協会コエンザイムQ10食品専門部会は24日、コエンザイムQ10食品に関する講演会を主催、食品素材の世界的権威で、米国CRN(米国栄養評議会)副会長も務めるジョン・N・ハズコック博士が招かれた。博士は「CoQ10は実質的に、無毒であり、最大3,000mg/日の摂取でも副作用の傾向は認められない」と述べた。米国CRNでは1200mg/日を暫定的な最大摂取量としている。 ハズコック博士は栄養学およびその安全性研究に30年以上携わっており、アイオワ州立大学終身教授、米国FDAの上級科学者、Codex委員会の米国代表大使なども務める。今回、博士は「コエンザイムQ10のリスクアセスメントについて」とし、前述の米国CRNにおけるコエンザイムQ10の最大摂取量を紹介するとともに、その結論に至る食品の安全性評価の考え方や手法を紹介した。 博士はビタミンやコエンザイムQ10などの閾値のある物質と、発がん性物質や蓄積性毒物といった閾値のないものによって評価手法が異なることを解説。閾値のあるものについては、UF(不確実因子)とUL(許容上限摂取量)の算出を行う。ただし、これらが算出不可能な場合にはOSL(実質安全用量)の特定が行われるべきとした。 ULは、「通常の集団においてほとんど全て人に健康上悪影響を及ぼす危険のない1日最大摂取量」と定義される。対象物質に毒性がないと明らかな場合は設定しないとされていたが、近年、WHOはULの算出方法(UL法)を修正する形で評価手法に取り入れるようになっているという。 博士がFAOやWHOに提案している方法であるOSL(実質安全用量)は、UL法を拡大適用したもので、代替法ではない点を強調。毒性がない物質に用いる。なお、NOAEL(無毒性量)やLOAEL(最小毒性量)が得られる場合には、本来のUL法の適用が望ましい。 UL法は国連組織によって推進されており、Codexにおいても採択される見通し。今後、食品の規格基準となるWTO決議において重要な位置を占めるようになると予測される。欧米各国はUL法の統一に向かっている。博士はこれに加えてOSL法の採用を提案しているという。 コエンザイムQ10に関しては、毒性がないためNOAELとLOAELが設定できず、ULは特定できない。そのため、博士は安全性に関する複数の臨床データをもとに、OSLを1200mg/日と決定した。3000mg/日の試験は2例あるが、そのうち1件は短期間のものであるため、この値を採用した。すべての試験を通して、コエンザイムQ10による副作用は見られなかった。 コエンザイムQ10が食品か医薬品かとする問題については、使用目的によって判断されるもので、その物質自体の化学組成や可能性に関連付けるべきものではないとした。 日健栄協では、今回の講演内容を冊子などにまとめる予定。
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