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グルコサミン研究会が開催され、研究内容を発表


[2006/02/24]

18日、第2回グルコサミン研究会が東京都・新宿住友ホールで開催された。 第2回グルコサミン研究会会長の龍順之助教授(日本大学医学部整形外科)は開会の挨拶で、「国内に変形性膝関節症患者は約500万人の患者がいると推定される。臨床の現場では、患者から『グルコサミンのサプリメントは効くのか?』と問われることが多い。しかし、明確な答えが出せずにいるのが現状」とし、グルコサミン研究の意義を述べた。 次いで、鳥取大学獣医外科学・南三郎教授は焼津水産科学工業(株)らとの共同研究「フィッシュコラーゲンペプチド(FCP)およびN-アセチル-D -グルコサミン(GlcNAc)の経口投与による実験的腱損傷の治癒促進効果」を発表した。人工的に腱を損傷したウサギ16羽を、コントロール群、FCP 群、GlcNAc群、FCPとGlcNAc併用群の4群に分け、それぞれ2週間の経口投与を行った。この結果、FCPもGlcNAcも、腱修復に関して一定の効果が認められたとする。 また、聖マリアンナ医科大学難病治療研究センター・中村洋氏は2005年11月にアメリカリウマチ学会で発表された、グルコサミン大規模治験の結果について報告。NCCAM(米国国立補完代替医療局)がスポンサーとなって行われた多施設大規模臨床治験では、40歳以上の変形性膝関節症患者1583名を、グルコサミン塩酸群、コンドロイチン硫酸群、グルコサミンとコンドロイチンの併用群、セレコキシブ(鎮痛剤)群、プラセボ群の5群に割り当てて6ヵ月間の観察を行った。関節症による痛みのスコアが20%以上改善したのは、併用群とセレコキシブ群で有意に多かった。ただし、「試験ではプラセボ群の有効率が全体的に高く、実験の信頼性には疑問の余地がある。初の大規模な試みとして期待していただけに、残念な面もある」とした。 そのほか、順天堂大学と甲陽ケミカル(株)が、グルコサミンの摂取によりIL-8(インターロイキン8。好中球走化因子で炎症の引き金となる)産生を有意に抑制するなどの実験結果を報告など、合計で7つの研究発表が行われた。また、米国カリフォルニアのスクリップス研究所・マーティン・ロッツ医師が、グルコサミンとその研究動向についての解説を行った。

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